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コメント
9件
面白いです✨️続き書いて欲しいです
最近投稿多いの嬉しすぎ っ ! 🫰🏻 e t 彡 めげずに頑張るね … ✨ よっぽどy a n 裙 と海行き たいんだろ ~ な っ てのが 伝わってくる , ! 続き待ってる っ ! ! ✊🏻 💗 ̖́-︎
現実味があってほんとにだいすきな作品です。これからの更新もたのしみにしてます;;♡
意識の深いところで夢を見た
夢の中で桜並木を歩く私は 転校前の学校の制服を着ていた
大好きなバスケに打ち込んで
練習が終わったら友達と バカ話に花を咲かせて
もしかしたら、なんとなく 気になる子ができたりもして
病気になってなかったら そんな日々を過ごしていたんだろう
平凡だけど幸せで
だけどその幸せに ちっとも気づかないまま
病気のおかげだなんて絶対に言わない
だけど病気になって
"当たり前"
を失ったから
新たに知ったことも沢山あったんだ......
重い瞼を持ち上げるとhrくんが 心配そうに私の顔を覗き込んでいた
hr
et
hr
視界はもう鮮明でhrくんの 泣き腫らした顔がよく見える
et
nokr
私の問いに答えたのはno兄
no兄も心配そうな顔をしている
et
一度シャットアウトされた頭は すっかり冷静さを取り戻していた
hr
et
hr
et
こんな私と仲良くしてくれている urやrnになんて感謝を伝えよう
友達という存在に気づかせてくれた yanくんにもちゃんとお礼がしたい
nokr
nokr
et
nokr
et
et
et
hr
et
et
この2人の兄には救われた
2人がいなきゃ私は どうなっていたんだろう
ガララッ/ドア(出ていく)
ガララッ/ドア
ur
et
ここは病院
私が今いるのはベッドの上
うん、もう大丈夫......
et
ur
et
urは困ったように眉を 八の字にして何も言わなかった
ur
urは嘘がつくのが下手だなぁ
元気になんてならないのに
ur
ur
ur
et
ur
et
切れ切れに言うとurは優しく笑った
ur
唐突に聞かれて戸惑ったけど 迷わずに答えた
et
et
ur
彼の笑顔が頭に浮かぶ
ur
et
この恋が世界で一番だとは思わないけど 私にとっては何よりも特別な恋なんだ
だから....
yanくんとの約束は絶対に守らないと
urが帰ってから先生が 私の所にやって来た
女医
et
女医
女医
嫌だって言いたかったけど、これ以上 周りの人に迷惑はかけられない
目の前の現実が私に言葉を飲み込ませた
でも.....
et
et
お願いします、と掠れた声でお願いする
だけどそれは容赦なく一蹴された
女医
女医
et
女医
諭すように言われて何も言えなくなった
耳鳴りは相変わらず続いてて
これは私にとっての試合終了の ホイッスルなんじゃないかと思う
女医
女医
私の返事を待つことなく 先生は去っていった
一般病棟に移るころ 症状はかなりマシになっていた
部屋から出て廊下に出る
少々足取りは不安定なものの ちゃんと歩けた
et
そう意気込んで私は歩き出した
エレベーターで二つ下の階に降りて ある病室のネームプレートを確認する
よし、病室はそのままだ
ゆっくり歩みを進めていくと クリーム色のカーテンは開いていた
yan
よかった、いた.....
ベッドの上でyanくんは本を読んでいた
私に気づいて閉じられた本の表紙には
【リハビリ】
と言う文字が書いてある
久しぶりに会うyanくん
腕などに傷が残ってはいるものの
包帯やガーゼはほとんど取れていた
yan
怪訝そうに聞かれてハッとする
そうだ、今日は平日!
しかもまだ学校がある時間....!
et
et
yan
とっさの言い訳にyanくんは 呆れたように笑う
よかった、信じてくれてるみたい....
yan
et
et
まさか、連絡できなかったとは言えない
yan
ギクッ
yanくんの純粋な感想は 私の肩を跳ねさせた
入院用に持って来た服だから ラフなのは当たり前
それでも一番マシなのを 選んだつもりだったけど
平静を装ってyanくんに笑顔を向ける
et
yan
yanくんがじっと私をみる
et
yan
yan
またまたギクッ
なんなのyanくん!
今日、やけに鋭いね!
なんて思っても声に出せるはずもなく 曖昧に笑って誤魔化しておいた
パイプ椅子に腰掛けると yanくんがそういえばと切り出した
yan
よほど嬉しかったのか ピースを向けながら言うyanくん
ほんとに.....!?
手術からまだ4日しか経ってないのに!
et
et
yan
苦笑いを浮かべる yanくんに私の心は決まる
et
もう後戻りできない
けど、これでいいの
何がなんでも約束を果たすんだ
yan
et
yan
何も知らないyanくんは 嬉しそうに表情を緩めていた
yanくんの病室を後にして その足で担当医の先生の元を訪れた
et
et
会うなり頭を下げた私に先生は 面食らったように目を見開いていた
それから、深いため息がつかれる
女医
女医
et
できる限りまっすぐに先生の目を見た
わかってる
自分の体が限界を迎えてること
残された時間が少ないことも
でも.....
et
et
女医
et
et
だから、お願いです
最後にyanくんと一緒に海を見させて
女医
再び長い息を吐いて先生が 私の頭を撫でた
女医
et
思わず大きくなった声でお礼を言うと 先生は困ったように笑った