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正直に言うと、 あっきぃが学校に行くって聞いた朝 俺はずっと身構えてた
行くって言っても、 途中で引き返すかもしれん
教室の前で止まるかもしれん
席に座れても、すぐ崩れるかもしれん
全部、あり得た
だから、俺は「大丈夫」とか言わなかった
たた、隣にいる準備だけしてた
校門をくぐったとき、 あっきぃの歩幅が少しだけ遅くなった
止まらない でも、速くもならない
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
これだけで、 今日は多分、上手くいく
教室に入った瞬間の空気
視線は集まった でも、刺さる感じじゃなかった
俺は何も言わず、 あっきぃの横に立ったまま
守るためじゃない "1人じゃない"って示すため
あっきぃは、席に座った ちゃんと、最後まで
それを見た時、胸の奥が 少しだけ熱くなった
ぷりっつ
そう思ったけど、 すぐに違う気もした
休み時間
あっきぃは誰かに囲まれもしないし 中心にもならない
でも、話しかけられたら 短く返す それだけ
前のあっきぃなら、 絶対にやらなかった距離感
でも、今の方が、 ずっと安定して見えた
昼休み
机を寄せず、 一人で食べようとしたあっきぃの横に あっとが話しかけて座った
あっと
あっきぃは、一瞬だけ驚いた顔をして、 それから少しだけ話した
あっきぃ
追い払わない 迎え入れすぎない
ちょうどいい距離感だった
放課後
文化祭の準備でトラブルが起こった
前なら、あっきぃが前に立って 「俺がやるよ!」って 言ってた でも、今は違った
座ったまま、隣の席のちぐに話して 流れを変えてた
それに気づいたのは、多分俺だけ それが何故か、すごく嬉しかった
帰り道
ぷりっつ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃは元に戻ったんじゃない 壊れたまま、ちゃんと立ってる 前ほど強くない でも、折れにくい
この日俺は確信した
もう、引きずり出す必要はない 引っ張る必要もない
あっきいは自分の足で、 学校に立ってた
隣にいるのは 支えるためじゃなくて ただ一緒に歩くため
ぷりっつ
あっきぃ
この笑い方が、 何よりの答えだった
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主