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[壁]ω・`)ヒョコ
三年生くん達よ身の程をわきまえよこの方をどなたと心得rナイッシュー翡翠さあああぁぁぁん!! と、脳内で大忙しでした😳 ダンクシュート出来る人はみんなかっこいい👏👏✨ 久しぶりに叶羽ちゃん達が…!✨JKならではのエネルギッシュな雰囲気すごく好きです!皆若いなぁ(20代)
翡翠ちゃんスポーツも出来るのか…!かっちょええ…:( ˙꒳˙ ):
昼休み、
お弁当を忘れた帆乃香に付き添いで、翡翠は叶羽達とコンビニに行っていた。
教室に戻る途中、バスケットボールのコートが目に入る。
─と、
3年生
1年生
3年生
1年生
1年生
ヒスイ
何やら不穏な会話がそこから聞こえ、翡翠は思わず立ち止まって首を傾げた。
カナウ
カナウ
叶羽も、翡翠の視線と同じ方向を目で追った。
それに釣られて帆乃香達も立ち止まり、翡翠と同じ方向を見る。
コトハ
琴葉が目を細める。
ホノカ
ホノカ
帆乃香が眉を下げる。
ミナミ
心海が拒絶の表情を浮かべた。
…と、
3年生
3年生
カナウ
あろうことか、翡翠たちが三年に目をつけられてしまった。
飛び火もいい所である。
3年生
3年生
3年生
3年生
三年生が、翡翠達に声をかける。
心海が怯え、叶羽の後ろに隠れた。
ヒスイ
ヒスイ
翡翠が少し面倒臭そうに返す。
3年生
3年生
3年生
3年が親指で後ろの1年生たちを指す。
1年生がビクッと肩を震わせた。
…その様子を見て、翡翠が苛立ちを覚える。
ヒスイ
ヒスイ
翡翠の声が少し低くなる。
コトハ
帆乃香の肩に肘を置いた琴葉が、3年に野次を飛ばした。
3年生
3年生
ホノカ
見ていられなくなったのか、目を逸らした帆乃香がボソッと呟く。
3年生
3年生
ヒスイ
ヒスイ
溜息をついた翡翠は、叶羽達に言った。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
「付き合う!」
と言って聞かない叶羽達に、翡翠はしばらくして、
「…そんな面白いことは出来ないよ…?」
と言って折れた。
…というわけで、三年生からの3on3を受けて立った翡翠は、
コートに上がり軽く準備運動をした。
肘を伸ばしながら、翡翠は1年生に声をかける。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
1年生
少し怯えて互いに顔を見合わせた一年生は、
顔を引き攣らせつつも、この申し出に頷いてくれた。
両者が3対3の形で並んだ。
翡翠が転がっていたバスケットボールを拾い、三年生の1人にパスする。
その突然のパスを3年生が困惑しながら受け取った。
ヒスイ
ニヤッと笑った3年生は、
3年生
と返し、コートの中央辺りに立つ。
─と、三年生がジャンプボールを高くあげた瞬間、
コトハ
琴葉が声を上げる。
叶羽達も驚いてボールを見たが、
誰の目からも、ジャンプボールの担当が卑怯な手を使ったのは明らかだった。
ホノカ
帆乃香が声を漏らす。
3年生
ヒスイ
……が、
─パシっ
3年生
三年よりも高い跳躍力で、
ボールを取ったのは、翡翠だった。
翡翠はジャンプボール担当の三年生に
ヒスイ
…と舌を出し、攻撃を始める。
3年生
挑発されたその三年生が、驚きと苛立ちで為す術もなく翡翠を睨んだ。
─予想外なのは、対戦相手の三年生達も同じだったらしく、
慌てて各々が翡翠のマークに回る。
…が、阻んでくる三年生達を、翡翠が左右にドリブルして躱す。
ミナミ
ミナミ
心海が両手を握った。
ヒスイ
ヒスイ
小さな声でそう漏らした翡翠だが、
3年生
3年生
ドリブルで抜いた三年生が追い付いてきていたのか、
ヒスイ
いつの間にか囲まれていた。
四面楚歌のこの状況で、好戦的に微笑んだ翡翠は、
ヒスイ
ヒスイ
─なんと、コートの誰もいないガラ空きの方にボールを投げた。
1年生
気づいた一年生が、
1年生
虚空に投げられたボールを、見事に受け取る。
ヒスイ
ヒスイ
翡翠が「ナイス」と声を掛けた。
…が、
マークをボール持ちの一年生に切り替えた三年生に、
先程ボールを受け取ってくれた子が囲まれる。
1年生
怯んで、思わずドリブルする手を止めてしまいそうになる一年生に、
─翡翠が、声を出した。
ヒスイ
ヒスイ
ハッと我に返った一年生が、翡翠を真っ直ぐ見つめパスを出す。
勢いの乗ったそのパスは、三年生の包囲網を突破したが、
3年生
…勢いが付きすぎたか、コート外に向かってしまう。
1年生
一年生が、「ごめん」と口を開きそうになった、
その時、
ヒスイ
ヒスイ
スライディングでボールを獲った翡翠が、
─そのままダンクシュートを決めた。
コトハ
コトハ
琴葉が立ち上がり、拳を空に突き上げる。
カナウ
カナウ
叶羽が思わず声を漏らした。
観客の方に「ありがとう」と微笑んでから、
翡翠はボールを拾い、三年生の方を見る。
ヒスイ
ヒスイ
ボールを両腕でお腹の前に抱えて持ち、
三年生に向かって挑発的に笑う。
3年生
三年生は、心底不機嫌そうな顔をしたまま、
3年生
3年生
などなど悪態を付きつつ、その場から立ち去った。
ヒスイ
後ろ姿を見ながら、翡翠は呆れた目を向けた。
─と、一年生が駆け寄ってくる。
1年生
と口々に言ってくれる一年生に、翡翠は微笑んだ。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
先程虚空への無理なパスを受け取ってくれた一年生に、翡翠が言う。
1年生
謙遜する言葉が返ってきたので、
ヒスイ
と優しく声をかけた。
去っていく一年生たちに手を振った翡翠が、叶羽達の方へ戻ってくる。
ホノカ
ホノカ
帆乃香が目をキラキラさせる。
ミナミ
心海が目を丸くする。
カナウ
カナウ
カナウ
叶羽が聞いた。
ヒスイ
首を傾げた翡翠が答える。
ヒスイ
ヒスイ
カナウ
ミナミ
ホノカ
コトハ
…その場の誰もが言葉を失った。
コトハ
コトハ
琴葉が頭の後ろで手を組み、そう言った。