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留花
私は眠っていたようだ。 さっきまで家の部屋で寝ていたのに、? 黒い壁…赤いカーペットが敷かれた床…黒い天井…そして眠っている男女4人… 今、一体なにが起こってるの、?
私が戸惑っていると、部屋の隅に寄りかかっていた男性と床に倒れていた女性が目を覚ました。
真鈴
裕人
やはり二人も戸惑っている様子だ。
でも少しでもふたりの力になれたらと思い、返事をしてみた。
留花
真鈴
裕人
留花
すると女性は赤い髪で派手な格好をした女性の肩をトンッと叩いて起こした。
真鈴
絵璃
真鈴
私は丸くなって寝ている男性を起こした。
留花
私が声を掛けると、男性はゆっくり目を開いて辺りを見渡した。
そしてさっきの男性は黒いお洒落な服装の男性を起こしに行った。
裕人
玲央
裕人
留花
絵璃
真鈴
留花
玲央
と、黒い服の男性は玄関の扉を押したがその扉は開かなかった。
玲央
留花
思わず声が出てしまった。
裕人
再び扉を押しても、扉はびくともしなかった。
真鈴
絵璃
留花
玲央
絵璃
留花
真鈴
裕人
玲央
留花
絵璃
貴方達を、このホテルに閉じ込めました。ここから出られるのは唯一人。そしてこの中には、運営側の人間、"黒幕"がいます。その黒幕を暴き、脱出を目指して下さい。
留花
裕人
脱出できるまでここで過ごすこととなりますので、ホテルの部屋番号を表示します。
留花様 107号室 裕人様 122号室 真鈴様 1013号室 絵璃様 1214号室 玲央様 99号室
となっております。ごゆっくりお過ごしください。
玲央
絵璃
真鈴
裕人
こうして私達の悪夢は始まった。