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煌音

イザナばっかりずるーい

イザナ

ほら 本命登場だ

マイキー

煌音…!!

煌音

イザナ 私にもやらせてよ

イザナ

別にいいけど

イザナ

やられんなよ

煌音

やられるわけないじゃん

マイキー

煌音、あいつらになんかされただけなんだろ

マイキー

脅されでもした?

煌音

そんなことするわけないじゃん

煌音

万次郎、まだ気づいてないの?

マイキー

え…?

ゴンッ

マイキー

クッ…!!!

ドラケン

マイキー!!

一同

!?

場地

マイキー!

武道

マイキーくん!

半間

よそ見してる場合じゃねぇぞぉ

ドンッ

ドラケン

チッ…!!

ドラケン

半間ぁぁあ!

マイキー

俺は大丈夫だ!お前らは休んでろ!!

煌音

私が何をして、どんな目にあったか

ゴンッ

煌音

万次郎は波来を越えられない…!

ドッ

マイキー

ッ…!!

マイキー

やっぱり、波来のことだったのか

煌音

そうだよ

煌音

私はイザナと鶴蝶に出会って初めて感情というものを理解した

煌音

そして諭して色々なことを教えてくれたのが波来だった

ボコッ

煌音

その波来がいないなら、万次郎に全てをかけようと思った

マイキー

ぇ…

煌音

((グッ…

煌音

でも 私は自分に勝って 更に君を救うことが出来なかった

マイキー

それ って、どういう…

煌音

万次郎

煌音

いや、佐野家全員 そして圭介

煌音

みんな…死ぬ未来だったんだ

マイキー

俺らが、全員死ぬ…?

煌音

だから私はその"未来"を変えようとした

煌音

"運命"になる前に

煌音

私は考えたよ

煌音

どうすれば未来を変え 運命にできるのか

煌音

最初はただ 圭介を助ければいいと思った

煌音

けど 真一郎が死んでたらどっちにしろダメだった

マイキー

…だから、あの手紙を場地に出したのか

煌音

そうだよ

煌音

そうしたら 一虎は真一郎を殺さなかった

煌音

これで万次郎たちは死なない

煌音

そう思った

煌音

でもそこで気がついた

煌音

自分の存在意義について

煌音

私は失敗したんだって悟ったよ

煌音

"自分を"持って 保ちながら

煌音

変えることは出来なかったんだと

煌音

今更どうしたって波来は生き返ることは無い

煌音

全部無駄なんだよ、何をしたって

マイキー

そんなことねぇだろ…!

マイキー

煌音が波来の分までちゃんと生きなきゃ!

煌音

私が生きたところであいつらは?

マイキー

あいつら…?

煌音

波来を殺したあいつらは?

煌音

法にも裁かれず平凡にでも生きれる

煌音

私は 自分の運命について確信したよ

煌音

いや、波来が死んだ時点で決まっていたんだ

煌音

私はあいつらに復讐するために今を生きている

煌音

だから、万次郎

煌音

もう 私に関わらない方がいいよ

マイキー

そんなわけねぇ…そんなん頷けるわけねぇだろ!?

煌音

相変わらずだね 万次郎

マイキー

なんで、笑うんだよ

煌音

…え?

マイキー

煌音が1番辛い思いしてるんだろ?

マイキー

なんでそんなに笑えるんだよ

煌音

波来が持っていたものだから、かな

煌音

みんなは眩しいんだよ

煌音

私は元気も笑顔も優しいのも嫌い

煌音

万次郎、君は全部持ってる

煌音

だから、大丈夫

マイキー

大丈夫じゃねぇよ!!

煌音

((ビクッ

マイキー

俺がどんな思いで6年間過ごしてきたか知らねぇだろ!

マイキー

波来が死んだあの日から 煌音の元気な姿も優しかったあの笑顔も見れなくなった

マイキー

俺の大丈夫を勝手に決めつけてんじゃねぇよ

マイキー

お前の大丈夫は絶対何かあったっていう証拠だ

マイキー

煌音、1回だけでいい

マイキー

俺らに助けを要してくれよ

煌音

…私は、助けなんかいらない

煌音

その選択肢を選べば誰かが不幸になる

マイキー

そしたら、俺はそれを一緒に背負う

煌音

…そんなの

煌音

っ…

イザナ

そこまでだマイキー

マイキー

イザナ…!!邪魔すんな!

イザナ

邪魔なんかしてねぇよ

イザナ

なんも知らないで生きてればいいものを

マイキー

それじゃあ煌音が!

イザナ

煌音はお前らのためにこうなってんだよ

煌音

イザナ もういい

煌音

やっていいよ

イザナ

了解

マイキー

煌音!!

鶴蝶

行くぞ 煌音

煌音

うん

マイキー

絶対、助けるからな

半間

あれ 煌音帰っちゃったのか

半間

俺も帰るわ〜じゃあな〜

ドラケン

あ、おい!半間!!

ココ

こっちに来いイヌピー

ココ

そっちにいる意味はないだろ

イヌピー

俺は真一郎くんを尊敬し、花垣に初代の面影を見た

イヌピー

ココ、お前がこっちに来い

イヌピー

黒龍にいた時よりも辛そうに見える

ココ

俺は煌音に会って変わったんだ

ココ

懸けることにした

イヌピー

ココ…

ココ

じゃあなイヌピー

ココ

ここで終わりだ

イヌピー

ココ…!!

煌音

はぁ…

鶴蝶

大丈夫か?煌音

煌音

ほんとーに疲れた

煌音

しばらく寝てたい

鶴蝶

それもいいんじゃないか?

煌音

そうするー

バフッ

鶴蝶

いやせめてベッド行ってくれ

煌音

鶴蝶

いい歳して何させるんだよ

煌音

昔からしてもらってるし

煌音

煌音

早く

鶴蝶

はいはい

煌音

おやすみー

鶴蝶

おやすみ

???

熱い…熱いよッ…

煌音

(ここは…)

???

助けて、煌音ちゃん

煌音

(え?)

???

煌音、ちゃん…

煌音

(待って、今助けるから、)

煌音

(私が、みんなのこと 助けるから…)

イザナ

煌音 大丈夫か?

煌音

んー?

イザナ

結構 辛そうな顔してたぞ

煌音

私が…救えなかった人の夢見てたんだ

イザナ

そうか

イザナ

…飯食うか

煌音

行こうかな

そこからマイキーは幾度と無く接触を試みた

しかし 煌音が応じることはなかった

10年後

「 私のこと 助けられますか. 」

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