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遺書ォォォォォ!!?
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Youa
通知は見たくない
でも、見るしかない
スマホをいじろうものなら、必ず目に入る
投稿しようものなら、必ず読まなければいけない位置にある
読まなければ、温かいコメントも無視してしまうことになる
諦めて、私は通知を見た
Youa
Youa
Youa
そこには数多くの誹謗中傷のコメントが書き込まれていた
誹謗中傷と、誹謗中傷に対する誹謗中傷のコメントで通知はいっぱいになっていた
Youa
Youa
Youa
Youa
Youa
温かいコメントなんて1つも無い
いや、多分1つくらいはあったかもしれない
そんなのも分からなくなるくらい、アンチで埋め尽くされていた
Youa
そしてまた、通知音は鳴り始めた
学校
学校に来ても、コメントのことが頭から離れない
なぜ人はあんなにも愚かなのか
本当は昔から人間の本質は変わっていないのではないか
そんなこと、考えたって仕方ないけれど、でも前を向かなきゃいけない時期だよね
???
???
???
???
???
昼休みの教室は陽キャが他のクラス行ったり外で運動したりして、他の人達も図書室行ったり自習室行ったり
残るのはごく少数のみ
今は私とクラスの仲良し男子3人組だけしかいない
気まずすぎるから、とりあえずトイレに逃げることにした
トイレ
Youa
Youa
トイレに逃げてきたおかげか、気が少しだけ楽になった気がした
でも耳を澄ますと、誰かがすすり泣く声が聞こえてきた
Youa
気になって個室の外に出た
たまにすすり泣く声にまじって漏れる声に聞き覚えがあった
Youa
Youa
気まずすぎて教室に戻ってきたら、人は私だけになっていた
Youa
Youa
と、そこでふと思い立って、学級委員長の机に寄った
Youa
学級委員長は昼休みにたまに窓の景色をスケッチしている
今度ある写生会に向けて、参考にしようと思っていた
Youa
Youa
私は紙を裏返した
ただそこには絵は描かれていなかった
代わりに書かれていたのは……
Youa