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放課後
オレンジ色に染まりかけた空の下、屋上のフェンスにもたれかかりながら俺は大きく息を吐いた
アルフレッド
吹きかける風が制服のネクタイを揺らす
夕焼けは綺麗なのに、俺の心はどんより曇り空だった
菊
静かに隣に腰を下ろしたのは、本田菊
相変わらず足音がしない。忍者かなんかなのかい?
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
即答
菊は溜息をつき、空を見あげた
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊は人差し指を立て、静かに宣言した
菊
アルフレッド
菊
菊の目が、すっと細まる
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
アルフレッド
菊
菊は静かに微笑んだ
菊
アルフレッド
そして翌日
教室のドアを開けると、既に席に着いている金髪の少年
窓際。朝日を背にして本を読んでいる
アルフレッド
俺の心臓がドクンと跳ねる
アルフレッド
アーサー
いつもの無愛想な返事
アルフレッド
拳をぎゅっと握る
代わりに、自然な動作で隣に腰を下ろした
近い。けど触れてない
アルフレッド
アーサーの手が一瞬止まる
アーサー
アルフレッド
俺は内心ガッツポーズをした
アルフレッド
アーサー
アーサーの肩がビクッと震える
アーサー
アルフレッド
にっと笑う
菊の言葉を思い出す
"最後に少しだけ特別扱い"
俺は一瞬迷い、覚悟を決めた
アルフレッド
アーサー
勢いよく立ち上がるアーサー
顔は真っ赤。耳まで赤い
アーサー
アルフレッド
アーサー
けれど
背を向けたまま小さく。
ほんとに小さく。
アーサー
風に溶けるような声
でも確かに届いた
アルフレッド
胸がぎゅっと締め付けられる
ただ楽しいだけじゃない
ただからかってる訳でもない
アルフレッド
窓の外、春の風が吹く
菊
HEROの恋は、まだ始まったばかり
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