武道が悪霊になる話

俺は花垣武道。

今日は何故かいきなりマイキーくん達に呼び出された…

俺、何かしたかな…

どういう事？

俺、何も知らない…

話している途中にマイキーくんに殴られた。

何度も何度も喋る度にマイキーくん達に殴られ、蹴られた。

あれ…視界がよく見えない…

よく聞こえない…

体が動かない…

あぁ…そっか…

俺、死ぬんだ…

許せない…

何言ってんだ？

人をいじめといて？

俺は花垣の胸ぐらを掴み、殴った…

違和感を感じた…

花垣の肌が冷たかった。

何度肌を触っても、冷たかった。

まるで、死んでるみたいに…

ケンちんは花垣の脈を見た途端、みるみる顔を真っ青にした。

「絶対、許、さない…」

脳内であの言葉が再生される。

嘘って何？

じゃあ花垣は…

嫌だ、帰ってきて…

お願い…

ごめん…

辺りがいきなり暗くなった。

そこには…花垣…いや、タケミッチがいた。

暗い青色の目が俺達を見る

もう、戻れない。

タケミッチの目からポロポロと大粒の涙が溢れる

タケミッチは消えていった

数年後…