テラーノベル
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澪
家に帰ってからも
スマホの画面が頭から離れなかった
未読のまま残っているメッセージ。
澪
ベッドに座り、トーク画面をもう一度開く
相手のアイコンは灰色のまま。
初期設定の無機質な人型。
名前は表示されていない。
澪
自分に言い聞かせるように呟く。
でも、喉がうまく動かせない。
それから私は色々考え
試しにメッセージを打った
澪
既読
?
?
澪
その言葉に胸が痛む
昨日の放課後。
確かに私は…
誰かと何気ない話をした。
内容は思い出せない。
でも、笑った記憶だけが残っている。
澪
澪
送信したあと、鼓動が速くなる
既読がついてから少し間が空き
?
澪
澪
?
?
?
?
?
澪
?
澪
嫌な予感が、背中を這い上がる
?
澪
?
?
?
澪
澪
しばらく、返信は来なかった
その間、
部屋の時計の音がやけに大きく聞こえる。
カチッ、カチッ、カチッと。
その日の夜
私は夢を見た。
窓側の前から三番目の席。
誰かが座っている
顔はぼやけて見えない。
でも、
こちらを見て__
『忘れないで。』
そういった。
目が覚めた時、
スマホには新しい通知が1件。
?
澪
送信した瞬間、
胸の奥で、何かが静かに壊れる音がした。
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