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放課後
伏見さんと僕は日直で残っていた
これはチャンスかもしれない
僕
僕
伏見さん
伏見さん
僕の告白に、伏見さんは真顔で答えた
日直の仕事に負けた、僕の告白・・・・・・
僕
僕
伏見さん
伏見さん
僕
伏見さん
ゴミを持って廊下を歩いている僕
あぁ、きっと僕が教室に戻ったら伏見さんは帰ってるんだろうなぁ
そんなことを思いながらゴミ舎へ足を進めた
教室戻ると
伏見さんはまだ教室にいた
教室の花瓶に活けてある花を見ながら、悲しそうな顔をしていた
僕
僕
伏見さん
伏見さん
僕
そういう伏見さんの目線の先にある手元をよく見ると
先程まで元気だった花は一瞬のうちに
枯れてしまっていた・・・・・・
僕
伏見さん
僕
伏見さん
伏見さん
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
僕
僕
僕
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
どうしてか分からないまま、お互い黙ったままの時間が過ぎる
伏見さんは花を見つめ
僕はそんな伏見さんを見つめる
先に口を開いたのは、伏見さんだった
伏見さん
僕
伏見さん
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
伏見さん
伏見さん
僕
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
伏見さん
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
僕
僕
僕
僕
伏見さん
伏見さん
伏見さん
伏見さん
そう知って1粒涙を流した伏見さんを見て、僕は納得した
彼女が友達をあまり作らないことも
大事なものが増えないように、壁を作って敬語で話していたことも
僕の告白を断ったことも
全て、失わないように、誰ともかかわらないように
彼女はずっと、1人で生きていたんだ
僕
僕
僕
そう言って、伏見さんを抱きしめた
伏見さんは「死んでしまう」と言って僕を引き離そうとしたが
僕はさらにぎゅっと抱きしめた
僕
僕
僕
僕
伏見さん
伏見さん
彼女は泣きじゃくった
僕はただ静かに、彼女を抱きしめる
僕
僕
伏見さん
10年後
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕が伏見さんと愛し合った時
能力が移ったのか、伏見さんの力は僕のものになった
僕が触れるものすべて失ってしまう
彼女はこんな人生を生きていたのだ
力を失った彼女は、二人の子供を残して、亡くなってしまった
伏見さん
伏見さん
伏見さん
彼女は眠る瞬間、幸せだったと言った
触れたものを、失う
それがどれだけ残酷か、そしてどれだけ悲しいか
今の僕ならわかる
それでも彼女が幸せだったと言ったなら、それはそれでいいのかなって思う
恵
恵
優
僕
そう言うと、どこからが伏見さんの笑う声が聞こえた気がした