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早朝・高知県 近海
高知県 近海は普段はカツオ漁が盛んで漁船が南艇もいるのだが、この日の高知県近海には漁船は一艇もいなかった。
しかし、大海原を一隻の船が航行していた。
日本国 海上自衛隊の最新鋭護衛艦 もがみ型護衛艦の十三番艦 『せいりゅう』である。
『せいりゅう』艦内。 個別個室
個別個室の2段ベッドの下の段に、一人の若い女性自衛官が眠っていた。
麗華
麗華が寝がいりをうったその時、艦内スピーカーから総員起こしのラッパ音が鳴り響く。
パーパラッパ、パーパーパーパ!!
麗華
麗華
麗華が起き上がろうとすると、2段ベッドの上の段に勢いよく頭をぶつける
麗華
幹部自衛官
麗華
麗華はベッドから飛び起き、ベッドのシーツを丁寧に整える。
他の隊員達は、素早くシーツを整え、作業着に着替えていた。麗華も遅れながらも素早く身だしなみを整える。
『せいりゅう』艦内食堂
起きた隊員達は、朝食を求め艦内食堂に集まっていた。
麗華も艦内食堂に到着し、カウンターに並べられた朝食をトレーの上に乗せていく
麗華
麗華は一息つき、離れた角の席に座る
麗華
麗華
大和
麗華
麗華の横には、大和が立っていた。大和は彼女の向かい側に朝食を起き言う
大和
麗華
大和
大和はスっと席に座る
大和
大和は部下の前にも関わらず、なかなか豪快にご飯を食べ始める。
麗華
大和
麗華
大和
大和
麗華
大和
麗華
大和
麗華
大和
大和は少し申し訳なさそうにしながら味噌をすする。
麗華
大和
麗華
大和
大和は味噌汁のお椀をトレーの上に置く
大和
大和は持っていた箸を少し上下に振りながら麗華に言う。
麗華
大和
麗華
麗華
大和
麗華
大和
大和は少しニヤつき、白米を口に運ぶ。
麗華
麗華
大和
大和
麗華
大和はトレーを持って席を離れる。
大和はトレーを返却口に返し、艦内食堂を後にする。
『せいりゅう』艦橋
大和は、艦橋にやってきていた。
艦橋では、幹部自衛官達が既に働いていた。
大和は赤い艦長席に座る艦長の横に立つ
大和
田村
田村義景(よしかげ)一等海佐 護衛艦『せいりゅう』の艦長
大和
大和
田村
田村の妻は神戸に住んでいた。柱が出現した際、神戸市と一緒に地下に陥落し、命を落とした。
大和
田村
田村
大和
高知県 桂浜高校
男子高校生A
男子高校生B
男子高校生A
男子高校生B
男子高校生A
男子高校生B
女子高校生A
隣に座っていた、女子高校生Aが2人の話に興味をしめす
男子高校生B
女子高校生A
男子高校生B
男子高校生A
男子高校生B
男子高校生C
窓近くにいた男子高校生Cが、何かを見つけ、途端にクラス中に叫ぶ
男子高校生B
男子高校生A
3人も男子高校生Cの言葉が気になり、教室の窓から外を見る
窓からは、桂浜から高知県の港湾に入港する護衛艦せいりゅうが見えていた。
男子高校生A
女子高校生A
男子高校生B
女子高校生A
担任の先生
慌てて教室に入ってきた先生に、クラスにいた生徒たちは直ぐに席につく
男子高校生C
男子高校生Cは席から窓の外を指さし、先生に問う
担任の先生
担任の先生
男子高校生C
担任の先生
担任の先生
担任の先生
担任の先生はそう言い、再び教室を飛び出て行く
男子高校生A
男子高校生B
男子高校生A
女子高校生A
男子高校生B
女子高校生A
男子高校生A
高知県 港湾
護衛艦せいりゅうは高知県の港湾に入港していた。
海上自衛隊は、高知県警や地元の自衛隊部隊と協力し、高知県民の避難誘導にあたっていた。
田村
高知県警
田村
高知県警
田村
田村は顎の下に指を起き、考える。
田村
高知県警
田村
田村
高知県警
警察官は資料を持って田村から離れてゆく。
すると、せいりゅうから大和が降りてくる。大和は田村に向かって走ってくる
大和
田村
田村
大和
田村
大和
田村
田村
大和
田村
大和
田村
大和は敬礼し、田村から去ってゆく
その後も、警察や地元自衛隊部隊により、高知県民の大型船舶への誘導が進められていた。