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Bad Night〜私の夢を一瞬で破滅させた男〜

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Bad Night〜私の夢を一瞬で破滅させた男〜

1 - Bad Night〜私の夢を一瞬で破滅させた男〜 第1話

♥

163

2021年03月16日

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- 2020年09月01日 -

琴葉

(ブランドのオープニングパーティーまであと4日)

琴葉

(17歳の頃からの夢がやっと叶う…)

琴葉

(ここに来るまでどれだけ色々なことを我慢したか…)

琴葉

(私はやっと4日後に独立する…)

琴葉

(この時のために、生きてきた)

琴葉

(自分のブランドを立ち上げることだけを目標に)

琴葉

(それだけのために頑張ってきたんだ)

琴葉

(もう絶対、寄り道なんてしない)

琴葉

(諦めたりなんて、絶対しない)

私が生きるファッション業界は 1ミリでも躓けば終わり

自分が転んだら 自分で立ち上がらないといけない

平凡なんて言葉は似合わない

キラキラした世界の裏の顔

天才以外 輝けないと言われた世界で 生きることを決めた凡人

それが私だった

ここに来るまで一度たりとも 立ち止まったことはない

あの男に振り回されたこと以外…

琴葉

オープニングのインビテーション(招待状)送ってあるよね?

はい、送ってあります

琴葉

全員に届いてるか確認は?

あっ、まだ…

琴葉

早くして

はい!すみません!

琴葉

いいから、早く

琴葉

(ダメだ…イライラする…)

琴葉

(あと3日だっていうのに全然終わってない…)

アシスタントデザイナー

ZINEできました!

琴葉

おお!いい感じ

琴葉

(やっとできた…自社ブランドのZINE…)

琴葉

(ブランドのストーリーやカラー、)

琴葉

(コンセプトから今回のコレクション案まで)

琴葉

(全てが詰まったオリジナルの冊子…)

琴葉

(お願いだから全部間に合って…)

- AM 2:00 -

夜中まで本当お疲れ様

琴葉

ありがとう…

コーヒーと紅茶どっちがいい?

琴葉

まだまだ仕事残ってるからコーヒーかな…

お疲れ様

琴葉

みんな帰ったし、今日は帰っていいよ

琴葉置いて帰れないよ

琴葉

あと、みんなの前で敬語使ってくれてるの、さ…

琴葉

ありがたいんだけど、やり辛い

そう?

琴葉

守は元々先輩だし…

でもここは琴葉の会社だから

琴葉

でも…

いいから残り作ろう

琴葉

あ、ジャケットの型紙引かなきゃ…

- AM 6:00 -

琴葉

出来た…はあ…ダメだ…眠い…

おお!いいじゃん!

…あの、さ、これ聞いていいか分からないんだけど…

あいつのことはもう平気?

琴葉

…………

琴葉

(真咲のこと…だよね…)

ごめん、デリカシーなかったよな…

琴葉

ううん、ごめん、もう大丈夫

琴葉

(本当はずっと一緒にいたかった)

琴葉

(ブランド立ち上げたことも言いたかった)

琴葉

(このジャケットだって見せたかった)

琴葉

(私頑張ったんだよって言いたかった…)

…泣きそうになってる…けど、大丈夫?

琴葉

…あ、うん!ごめん

琴葉

いつもありがとう

…少し仮眠とろう…?

琴葉

…うん、疲れた

オープニングパーティーまで 残り2日

ドキドキしたりソワソワしたり そんな気持ちは最初の一瞬だけで

今はもう

プレッシャーと緊張に 耐えられなくなっていた

- オープニングパーティー当日 -

アシスタントデザイナー

わ〜素敵なところ…

琴葉

ね!ブランドのイメージにぴったり

オープニングパーティーとは

正式なオープニングの前に ブランドの関係者を集めて

ご挨拶やお礼を兼ねて 開くパーティーのこと

私は自社ブランドの展示会を明日に控え

今日は関係者や知人を集めたパーティーを行う

正直な話 関係者や知人に見てもらうのが 一番緊張する…

琴葉、大丈夫か?

琴葉

ごめん、胃薬ある…?

本当無理するなよ

今日だけは無理してもらわなきゃいけないんだけどさ

琴葉

うん…ごめん、ありがとう

2020年09月05日 - オープニングパーティー当日 -

琴葉、時間だよ

琴葉

ありがとう…

守は琴葉を抱きしめた

琴葉

(はぁ、安心する…守がいるから、大丈夫…)

パタンナーアシスタント

オープンしま〜す!

会場には人が溢れた

学生時代の友人や先輩 それに講師の方々

お世話になってきたデザイナーさんや ファッション業界の人たちも…

琴葉

(私はこんなに幸せでいいのかな…)

琴葉

(こんなに多くの人に支えられて、愛されてきた)

琴葉

(だから今、目標を実現できているんだ…)

アシスタントデザイナー

琴葉さん…?大丈夫ですか?

琴葉

うっ、うん…もうっ…ごめんっ…

琴葉…泣かないで?

知り合いのデザイナー

本当、相変わらず可愛いな笑

琴葉

…ごめん、本当に嬉しくて

バタンッ

琴葉

!?

えっ…!?あいつ…

琴葉

(嘘、でしょ!?なんでいるの…?)

真咲

お〜琴葉ぁ〜

琴葉

な、なに、してる…の?…

真咲はテキーラのボトルを片手に 会場内をフラついた

帰れ

守は真咲が暴れないように 両肩を掴んだ

真咲

うるせえな

琴葉

真咲、お願い

琴葉

絶対暴れないで…

真咲

わかってるよ、琴葉〜

会場内はざわつき始めていた

知り合いのデザイナー

あれ、天才デザイナーの真咲だよね?

学生時代の友人

はい…でも、どうして…?

パタンナーアシスタント

あの真咲さんが、どうしてここに…!?

真咲

うるせえよ!!なんだよお前ら

真咲

黙って消えろ!!

琴葉

真咲!!

真咲はテキーラの瓶を振り回して 琴葉がデザインした服を お酒まみれにした

琴葉

…ねえ、やめて…

皆さん、本当に申し訳ございません…

守は来てくれた人たちに 頭を下げ続けたが 来客者は全員、帰ってしまった…

琴葉

なんで、こんなこと…

真咲

うるせえよ

真咲

お前が悪いんだろ!

真咲

お前が勝手にいなくなるから!!

琴葉

…私が悪いの?

琴葉

こんなに全部壊しておいて

琴葉

それでも、まだ…私が悪いの…?

そう、私の人生を崩すのは いつも

この男だった

その男をいつまでも 手放すことができないのは

他の誰でもない

私だった

Bad Night〜私の夢を一瞬で破滅させた男〜

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