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フォロー失礼します
今日は高校二年生最後の修了式の日。
先生
sn
sn
pi
考え事をしながらぼんやり机を見つめていると、 前から彼の声が聞こえてきた。
pi
sn
先生
先生の言葉で皆一斉に動き始める。
机が全て後ろに下がり、僕達は一番前の列に並んだ。
先生
先生
パシャッ
写真を撮り、時間を確認する。
sn
彼と一緒にいられる時間が減ることに寂しさを感じながら、 顔を横に向けた。
さっきまであった彼の姿はもうなく、 クラスメイトは次々と机を元の位置に戻していた。
sn
慌てて自分の席の方を見ると、 さっきまで隣にいた彼が自分の机を元の位置に戻していた。
sn
sn
彼を待っていると、今度は僕の机を元の位置に戻し始めた。
sn
pi
sn
pi
sn
pi
pi
そう言うと、満面な笑みで僕を見つめた。
sn
sn
pi
sn
sn
下校の時間になり、鞄に荷物を詰めていると、後ろから彼に抱きつかれた。
pi
彼は顔を赤く染める僕なんかお構いなしに話を始め出した。
sn
pi
pi
さっきのように満面な笑みで言うと、彼は教室を出ていった。
sn
僕は顔を赤く染めたまま立ち尽くしていた。
sn
彼の笑顔を思い返しながら、止まっていた手を再び動かし始めた。