現実逃避───。

君から言われた

もちろん嬉しかった

ずっと泣いてたし

幸せが全部湧いてくるように涙が零れた

でもなにか最近様子がおかしい

よく出かけるようになった

それもメンバーの赤くんと

僕は家にいる物のようで

視線に入らなくなった

雨？涙？

幸せが不幸に変わり

どんどん増えていく──

飲み込んで

削れて

広がっていく

幸せが抜けて

液が出てくるように

幸せ出て

中心から湧き出てくる

あれ......？

なにか無駄ことしてる....？

何を悲しんでるの？

僕は桃くんにふさわしい彼女でしょ？

悲しむことないじゃん

赤くんと一緒にいるのはただのお遊び

嫌われてない

愛されてる

重くなんかない───

何も間違えてない

僕は幸せ

なにも怖くないよ

ししょー？

それが出れば桃くんは心配してくれるかな

そしたらもっと愛してくれるよね

話しかけてくれる

幸せだなぁ

もっともっと.....

愛して──

どうしたの？

僕は大丈夫だし

幸せなのに

なんでそんな顔するの....？

どうして....？

僕だけじゃないの.....？

でも.....

桃ちゃんすごく幸せそう.....

僕じゃ.....

ダメなんだ....

なんか言ってる.....

あれぇ.....

力入んなｯｯ......

何も聞こえない

何も見えない

怖いよ....

さｯｯ.......

あれ.....?

名前が思い出せない.....

なんだか.....

眠いや....ｯ

眠いな......ｯ

体が軽く感じるｯ.....

❦ℯꫛᎴ❧