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今日は勉強会。 なんと会場はヴァンが用意してくれた。 クソでかい図書館みたいな場所で、とりあえずみんな集まったよ!!わーい!!

勉強会、はじまるよーん!!

美凪

(今日は一段とテンションが高いなぁ…)

エルブ

こ、こんな大きいお城、初めて入ったよ…

ヴァン

まぁ、わたくしの家でもありますからね!

わざわざありがとうございますほんと

ヴァン

いえいえ、皆さんが来てくださって、わたくし本当に嬉しいのですわ

テール

(デレヴァン様だ!!!!!)

フランム

でさ、着いてそうそう悪いけど、どうするわけ?

なにが???

フランム

勉強会って言ってもさぁ、正直勉強自信ある人ってどんくらいいんの?

シーン…

フランム

えっ(俺は出来ないけど、みんな出来ないの??)

(今回はまじやばい)

美凪

(まともに勉強してないから無理だなぁ…)

エルブ

(勉強苦手なんだよね…)

テール

(ヴァン様という格上がいるのに自信あるとか言えないですよ!!)

ヴァン

(トネール様と比べたらわたくしなんて…)

フランム

教え役居ねぇじゃん。ウケる

課題もねーしな

テール

あ、あのぉ…

テール

この間の、小テスト参考にしませんか?

ヴァン

いい考えね、そうしましょうか。

テール

確か10点満点でしたよね…
私から言い出したので、私から…

テール

7点です!

フランム

は?なんでさっき自信ないとか言ったの?

テール

言ってないですよ!!自信あるわけでも無いですけど!

ヴァン

わたくしは10点ですわ。

はー、レベチだねぇ

美凪

すごいなぁ…藤はどうなの?

フランム

なんなの?おまえら

フランム

ミナちゃんは?

美凪

さ、3…点…

フランム

そっかァ…(意外だなぁ)

フランム

はい、そこのお前は?

エルブ

2点ですけど…

フランム

うわ笑 低っ笑

エルブ

フランム

じゃあ教え役はあの3人で。

おい待て、お前まだ言ってないだろ。逃げんなよ

フランム

いや、俺サボったからやってない

毟るぞ、ハエたたきで

ヴァン

ハエタタキ…?ってなんですの…?

しまった、街で見かけた輸入品です

ヴァン

ふふっ、フジさんは物知りですのね。

ふぅ…あぶったあぶった…

美凪

(ハエたたきでむしるのもおかしいけどね!!!)

あー、そこちゃう

美凪

え?え?どうやんのこれ?

ここ、ここを、こうやるやろ、そしてこうや

美凪

う、う~ん??

だーかーらー、ここのこれをー

美凪

(藤の教え方分かんないんだよなぁ…!)

フランム

フジちゃーん、それ終わったらこっちおねがい

無理ー

美凪

ほら、手ぇ止まってんぞ

美凪

う、うん…

ヴァン

図に書いた方が分かりやすいですわ、ほら。

うわっ、ビビった

美凪

…あぁ…!こうゆう事か…!

…(ヴァンの教え方の方が反応いいな)

あー、ヴァン。美凪のことよろしく

ヴァン

わ、分かりましたわ

ハイハイ藤さんが参りましたよー

フランム

うん

どこが分からないんですかー

フランム

ねぇ…

フランム

どうやってミナちゃんに近づけばいい…?

知るか、自分で考えろ

チャラ男がだんだんヘタレ化してないか?? もういいや、自分の勉強しよ

テール

テール

(やっぱり…)

エルブ

ねぇテール、やっぱりわかんないよここ

テール

いい?エルブ、よーく聞いてね?

エルブ

はい

テール

ふっじに自分から聞きに行きなさい…!!

エルブ

テール

私ちょっと向こう行ってくるから

エルブ

え、え、

テール

フ、フランムさん、何かわからないとことかって…

フランム

急に何?

テール

い、いいから…!

フランム

はぁ…全部わかんないけど、強いて言うなら…ここかな

テール

テール

あー!!!ここ私もわかんないですぅ!!

フランム

は??

テール

ヴァン様に一緒に聞きに行きましょっかぁ!

フランム

ちょっ、ちょっとなんなの!?

テール

落ち着いてください。
だいたい状況掴めましたから。

フランム

だからなんなんだって…!

テール

いいから…!一旦言うこと聞いてください…!

フランム

はぁ!?

なんか向こううっせぇなぁ…

エルブ

あっ…

…ん?

エルブ

あの…

あー、どうしたの?

エルブ

あの…ここ教えて欲しくて…

あぁ、いいよ

エルブかぁ… 正直テッちゃん居ないと何話していいかわかんないんだよなぁ まぁ今は勉強の話しかしないだろうしな 別にいっか、ちょっと気まずいけど

ここはー、こうやってー

エルブ

こ、こうゆうことですか…?

惜しい。ここが違う。

エルブ

えーっと…

あっ、正解

エルブ

あ、ありがとうございます!

ん、

…(ちょっと気ぃ使うなぁ…)

エルブ

あの…すみません…ここって…

…あー、ごめん

私も分からんわ…

エルブ

そ、そうなんですね

ヴァンに聞きに…いや、向こううるさいからいっか…

エルブ

は、はい…

気っっまず まぁいっか…勉強してよう…

エルブ

あの…

な、なに

エルブ

い、一緒にやってもいいですか…

え、まぁ…うん…

この空気を続けてどうするつもりだ!?何考えてんだこいつ!!! あーーーー、テッちゃん助けてええ てかさっきからなんで敬語

…あっ

エルブ

は、はい!!

…なんで敬語なの?

エルブ

…ご、ごめん…?

いや、別にいいけど、最初会った時敬語じゃなかったなぁって思って

エルブ

確かに…

エルブ

緊張してるからかな…

え?なんで…?

エルブ

あぁ、いや、なんでも…

そ、そう…

エルブ

あ、のさ…

ど、どうしたの?

エルブ

え、…と…

エルブ

(ビビるな…)

エルブ

(別に卑怯じゃない)

エルブ

(仮に負けても、キャンセルすればいいだけ…)

エルブ

エルブ

(こんな時でも、僕はネガティブなんだなぁ…)

え、

な、泣いてる…?

エルブ

へ、!?い、いや、なんてないでずっ…

エルブ

(やばいやばい、泣きやめ、情けない、情けないぞ僕…)

やらかした!?やらかした!? え!?????なんかしちゃった!?!? 泣かせたの私!?!? え、え、え、どうしようわぁ えー、えー、なに、なにこれぇ…助けてぇ…

どうしようどうしよう、目の前でぐすぐす泣いてる男をどう慰めれば…

(はっ、そうだ、私には、”アレ”があるじゃないか…!!)

エルブ

…グスッ…

(落ち着け落ち着け…さぁ、いくぞ…!!)

そして、何をとち狂ったのか、私は…

彼の顔をそっと支え、自らの手で涙を拭ったのだ…

エルブ

…っえ…

…泣くなよ…

お前に涙は

似合わない

エルブ

…っ!?!?!?

(…決まった!!)

んなわけねぇだろ!

突然だが、私のこの世界で過ごして、とあるスキルを手に入れた。

スキル:理想の攻め様

これはスキル名通り、理想の攻め様を自身に憑依させることが出来る。 これができるようになったのは、ヴァン堕とし作戦の際だ。 まぁそれ以降も癖になって1人の時にたまにおふざけてやってたら定着した感じだ。

ははっ…

変なスキル…手に入れちまったなぁ…

さっきから何ひとりでブツブツ言っているんですか?

うわぁっ!?

なんだ…神か…魔法大会以来?

あぁ、確かにそうですかね

というか、なんです?スキルって。そんなもの与えたつもりないですが。

いやー、自分で習得したからなぁ

だいたいこの世界にスキルの制度無いですよね??つまりあなたが勝手に…

あー!!うるせぇ!!
せっかく異世界に来たんだからそうゆうのひとつやふたつ欲しいだろうが!!

突然部屋を出て廊下でギャーギャー騒いでたら不審がられますよ?

…だって…失敗したし…

今までまともに友達やってくれてるの、美凪だけじゃん?だから…余計に…

自覚あったんですねぇ…

うるせぇ

…せっかくできたお友達でしょう?別に暴言吐いたわけでもないんですから、

…うん

まぁあの慰め方はちょっとアレですけど… 人のためを思う行動は必ずあなたにとって良いものとして返ってきます。 だから、大丈夫ですよ。

な、なんか今日やけに優しいな…

あなたも、あの頃と比べたらだいぶ変わってきていますしね。 あと…

そうか…

まぁとりあえず戻ってみるよ。ありがとうな

ちょっ、お話は最後まで聞いてくださいよ…

まぁ…

この話をするには、早いですよね。

美凪

あれ…?

美凪

藤は?

ヴァン

そういえば、いませんわね

ヴァン

御手洗かしら?

テール

あれ…?

テール

エルブ!!どうしたの!?

フランム

え、なになに?

エルブ

あ…いや…

テール

こんなに泣き跡が…

エルブ

だって僕…やっぱり…

エルブ

テール

な、なんでこんなことに…

フランム

フランム

もっと骨のあるやつだと思ったんだけどなぁ

エルブ

っ…

テール

は…!?今はそれどころじゃ…!!

フランム

これじゃ俺が簡単に勝てそうだね。
おつかれ~

エルブ

エルブ

彼の言う通りだ…僕は…

テール

エ、エルブ!気にしちゃダメ!!
だって彼は…

エルブ

あんなに男前に慰められて…

エルブ

ドキドキしちゃうだなんて…!!

テール

え????

エルブ

僕が、彼女を支えていこう、とか、考えてたのに…

エルブ

うぅ…ダメだなぁ…僕…

テール

(こんな顔真っ赤なエルブ…初めてだ…!!)

テール

(そういえば、忘れてたけど…)

テール

(ふっじはヴァン様を堕としたことがあるんだった…)

よォ…

テール

ぎゃあああ!!ふっじ!!

エルブ

あ、あ、あぁ、

エルブ

ど、どうしようテールぅ…

テール

えーとえーと…!

ど、どうしたの…?

テール

い、いや!その!

とりあえずよくわかんないけど、勉強再開しようぜ

テール

あ…うん…!

エルブ

あ…フジさん…

ん?

エルブ

その…さっきは…すみません…

あぁ、大丈夫だよ。

困った時はお互い様だし…ね?

エルブ

は、はい…!

とりあえず、さっきの分からなかった部分、ヴァンに聞きに行こうか

エルブ

うん!

よかったー!!!

みんな特に何も思ってなかったみたいでよかったー!!! エルブもなんか多分大丈夫そうだし!うん!一件落着!!!

ふー!!終わった終わったー!

美凪

これでテストは何とかなりそう…

テール

ヴァン様には感謝ですよねー!

じゃー、私達こっちだから、じゃーね

美凪

みんなまたねー!

テール

はーい!さようならー!

フランム

ばいばーい!

エルブ

さ、さようなら!

フランム

じゃあ俺もここで

テール

ちょっと待ったー!

フランム

え?

エルブ

な、どうしたの…?

テール

お二人共…

テール

…今回で確信したけど、お互い勘違いしてます

フランム

は?なにが?

エルブ

ど、どうゆうこと…?

テール

じゃあせーのでどうぞ!!

エルブ

え!?

フランム

は!?

テール

好きな人はだぁれ!!!

フランム

ミ、ミナちゃん!!

エルブ

フ、フジさん!!

エルブ

え???

フランム

ん???

テール

テール

私から提案したのもなんだけどさ…

テール

無駄な争いはやめない?

フランム

エルブ

フランム

えーと…つまりは…

フランム

お互い好きな人を勘違いしてて、ここまで争ってきたってこと?

テール

そうゆうことです

フランム

じゃあ今までのは?

テール

無意味です

フランム

エルブ

あの…ごめんなさい…

フランム

は?なに?

エルブ

僕が勘違いしたんです…フジさんと仲良かったから…

フランム

…アイツとは友達!!
ミナちゃんとのために協力してもらってんの。

フランム

…んでも、前もミナちゃんに勘違いされたし…周りからはそう見えんのかな

テール

私もごめんなさい…煽ったの私なんで…

フランム

ほんとさぁ、君…

フランム

…俺もごめん、誤解とはいえ、ちょっと酷いことしたかも

フランム

それで提案なんだけどさ

エルブ

は、はい!

フランム

協力しない?

エルブ

協力…ですか?

フランム

俺はフジちゃんと仲良いし、君との仲のために協力してあげる。

フランム

だから、あんまり警戒されてない君たちに、ミナちゃんとの事を協力して欲しいんだ。

テール

け、警戒されてるんですか?

フランム

悲しいことにー

エルブ

わ、分かりました!協力しましょう…!

フランム

わーい!やったねー

フランム

じゃあ俺、君たちのクラブ入ろうかな

テール

え!!

テール

まぁ人数は足りてないけど…でも…

フランム

いいじゃんいいじゃん!

エルブ

僕はいいですよ…?

フランム

じゃあ決まりってことで!これからよろしく!

テール

えー!!

その後、試験は無事に終了し、みんな赤点を取らずに終わったのだ。

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