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愛しき貴方に花束を

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ベルフラワーの花束

♥

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2021年06月26日

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はろー、主です。

早速あてんしょん

冬弥くんの過去(妄想)あり。

背景おかしいところありますが気にしないでください。いいか、気にしたら負けだ。

残りの忠告は(書くの)めんどくさいです。

まずは前回のを見ていただければ…🙇‍♀️🙏

通報はやめてください!!!!!!!!

はい本編。

とある日の放課後。

いつもなら、下駄箱の辺りで合流しているはずの冬弥の姿が見当たらなかった。

おかしいな…と思い、確か冬弥と同じクラスの近くに居た男子生徒に話しかけた。

彰人

すまん、ちょっといいか

生徒A

ん?…あぁ彰人か。なんか用か?

彰人

冬弥って今日学校来てたよな?

生徒A

冬弥なら、今日は早退したけど

彰人

は?マジ?

生徒A

マジ。というか多分お前のスマホに連絡行ってると思うぞ。

彰人

あー、見とくわ。サンキュ。

生徒A

おう、じゃな。

珍しいこともあるものだ。 体調にはかなり気をつけている冬弥が早退するなんて。 ふと、何かあったかもしれない、と頭の中で考えが巡るが、まぁ冬弥は見た目の割に力は強いから大丈夫だろう。 そういう問題じゃないかもしれないが。

彰人

(帰りに見舞い行っとくか…)

響き渡るのは雪を踏みしめる心地のよい音と、自分の呼吸だけ。

身の凍えるような寒さの中、1人静かな街中を歩く。

もう此処を去ってしまおうか、なんてことを考えていると、待ち望んでいた瞬間は突然に訪れる。

…1番最悪の状態で。

嬉しそうに目を閉じる彼女からは、もはやなんの音も聞こえない。

白い雪に際立って目立つ赤色に、あぁ、綺麗だ、なんて思ってしまった。

間に合わなかった。 …でも間に合ったところで、何か変わるとも思えなかった。 …否、思わなかった。 目からは自然と涙が溢れる。

もっと、分かってあげれたら。 理解出来たら。 話を聞いていたら。 自分の率直な心の内を話していたら。

この他に幸せな結末があったとしたら。 そこへ行けたら、どんなに嬉しいか…

神様。

もう二度と、こんな… 後悔しか残らないなんて嫌だ。

もし、もっと幸せになれる道があったなら、あるなら…

教えてくれないか、俺に。

冬弥

ッ…!!

窓から夕日が差し込む中、勢いよく起き上がる。 先程までの映像が、風景が、頭に残っている。

冬弥

…夢か……

冬弥

っ、嫌な夢を見た…

ふと、自分が涙を流していることに気づく。 荒くなった息を整えつつ、涙を拭う。

冬弥

(帰ってきて、そのまま寝てしまったのか…)

冬弥

(……)

しばらくぼーっと窓の外を見つめていると、不意に家のチャイムが鳴る。

冬弥

(客か?)

あいにく今は父が家にいない… 重い体を無理やり動かし、インターホンへ向かった。

カチ、と1回、冬弥の家のインターホンを押す。

彰人

あー…冬弥…

冬弥

『彰人?すまん、すぐ行く』

インターホンの画面越しに、冬弥の声が聞こえる。

彰人

いや無理しなくても…ってこりゃ聞いてねぇな…

ガチャガチャと鍵を外す音が聞こえ、すぐ後に玄関の扉が開かれた。

彰人

…冬弥、今日早退したらしいが、大丈夫か?

冬弥

あぁ、一応…

一応… 珍しく歯切れの悪い返事に思わずムッとする。

彰人

お前、嘘ついてるわけじゃねえよな

冬弥

いや、嘘はついてないが…

嘘はついてないが、なんだよ!! ううん…と唸りを上げ、曖昧な返事を続ける冬弥に少し腹が立ったが、今は怒っていても仕方がない。

彰人

はぁ…まぁ人のプライバシーに無断で踏み込むなんてことはしねぇけどよ…

冬弥

……

彰人

出来れば、相談してくれ

彰人

あまり、無理しすぎるなよ。

俺は、何をずっと迷っているんだろうか。

…何も言わないで、傷付けたのは誰だったか。

何も伝えず、結局自分に返ってきたのは、いつだったか。

それで後悔したのは、自分じゃないのか。

もう二度と、あんな事には…あんな光景は見たくないと、思ったのだろう。

それなら、今ここで、何も伝えなくて良いのか。

何も言われず一人残される悲しみは、誰よりも、自分が一番知っているはずだろう。

そんな事でいいのか。何も、伝えないままで。希望など無いと、思い込んだままで、それでいいのか。

そんなのはもう…懲り懲りだ。

愛しい貴方を、幸せに出来るなら。

死んでしまったとしても、貴方が幸せになるのなら。

本当の事を…話してみてもいいだろうか。

…そうだな。『もう残り少ない』んだから、悔いのないように生きよう。

冬弥

…彰人、話がある。

nextstory…▷▶︎▷▶︎

おいおいシーン数多くないかァ?!

と思ったそこのあなた!!

仕方がないんですぅ!!

うっ…だっで…だっで、ふだりの行動を交互にがいでるんでずもん…

ながぐなっちゃうのはしょうがないんでずもん…

心情も沢山書く必要があるんでずもん…

ちょっとかなり死ぬかと思いました☆

はい。

それではまた次回〜

愛しき貴方に花束を

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