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人間界はもう飽きました。

第11話 - ケイトからの過去話…

101

2025年03月31日

#オリジナルストーリー

#オリジナルキャラ

#番外編

Meir

Kate

僕らはヴァイオレスト家。いわゆる王家さ。

Kate

家族構成は僕たち六人と両親の八人家族。

Kate

ではなく、十人兄弟と両親の十二人家族。

真行

え？なんで六人じゃないんですか？

Kate

それはねー。ちょっとした掟のせいなんだ。

真行

お、掟？

Kate

昔からある決まり事みたいなニュアンスかな。

Kate

そうだ。一枚の写真を見せてあげるよ！

Kate

これ！

Kate

知らない人も映ってるでしょ？

Kate

ちなみに今とは違うからね？

真行

あれ？レスターさんがいない！

Kate

そう。レスターはね、特殊なんだよ。

Kate

一度子供のころに、ヴァイオレスト家から姿を消したんだ！

Irest

いいえ！レスターとほかの兄弟は”施設”に行ったのよ。

Kate

お、おい！それは言わなくていいじゃないか！

Irest

いえ、言っておいた方がいいわ。そうでしょ？真行ちゃん。

Kate

…

Kate

そうかい…( '-' )

Kate

まぁいいや…隠す気無くなった…

Kate

レスターは正直に言ったら昔は、とっても弱かった…でも前に見たでしょ?

Kate

それに四天王のNo.2だしね。結構いや相当強い。

Kate

でも昔は普通の女の子でも勝てるぐらい非力で魔力もカスカスだった。

Kate

''父上''はそれを許さなかった。

Kate

''父上''は弱いやつは殺せと言った。僕もデレビットも昔はそんな判断能力が無く、いつも''父上''の言うことばかり聞いていた。

Kate

それで、レスターことを殺す気で殴ったり、蹴ったり、切りつけた。

Kate

今考えればとっても馬鹿だったのは僕たちさ!!

Lester(幼少期)

ちょっと!!やめてよ…

Derived(幼少期)

るっせぇな...このヴァイオレスト家の名汚しが!!

Derived(幼少期)

テメェのせいで、父上はお怒りなんだよ!!

Derived(幼少期)

(👊 ॑꒳ ॑ )オラ!

Lester(幼少期)

ｳｸﾞｯ…!痛い…イタイよ…

Kate(幼少期)

おい、デレビット。顔はダメだろw

Kate(幼少期)

唯一ヴァイオレスト家らしいとかなんだからよぉw

Derived(幼少期)

はぁ?何馬鹿なこと言ってんだよwこいつはヴァイオレスト家でもないっつーの!!w

Lester(幼少期)

(´；ω；｀)うぅ…

Derived(幼少期)

泣くんじゃねーよ!!るっせぇな!

父上

もうやめろ。見てられん。

Kate(幼少期)

父上?

Derived(幼少期)

どうしてです?父上、こいつはヴァイオレスト家の皮を被ったただの人間ですよ!

父上

いや、そういうことでは無い。そんな甘っちょろいやり方でやるな。もっと苦しませてやれ。生まれたことを後悔させるように…。

Derived(幼少期)

はい!!父上の仰せのままに!!

Kate(幼少期)

はい!承知しました!

父上

よろしい…

Lester(幼少期)

や、やめて!お父さん助けてよ!

父上

なぜ我の子では無いやつの話を聞かなければならない?

Kate

なんてこともあったその後レスターを含めた4人は施設...いや国外追放になった。

Kate

デレビットと僕は王子と騎士長の責務を全うできるように子供の頃から鍛えていた。勉強もした、塾も週7ぐらいで行って、帰ってきたら魔法の練習、運動神経も良くした。学校の成績もはるか上のレベルだった僕たち、

Kate

でも、デレビットは何故か孤独を感じてたらしい。

Kate

デレビットの笑顔はだんだん見なくなり。

Kate

オマケにはこんなことも…

Kate

よぉデレビット〜久しぶりに会いに来たよー!

Kate

(笑顔でこっちに来るかな?ていうか鍛錬中だったかなぁ?)

Derived

何ですか?

Kate

あれ?どうしたの?僕だよ?嬉しくないの?

Derived

嬉しいですよ。で用件はなんですか?

Kate

い、いや特に…ないけど…

Derived

そうですか…では…

Kate

ちょちょ!待ってよ!

Derived

見て分かりませんか?いま、鍛錬中で忙しいのです。ケイト兄上、会話ならお食事の時でも…

Kate

いや…最近こっちで食べないじゃん…!

Derived

私は多忙の身なのです。把握お願い致します。

Kate

あぁ…うん。邪魔して悪かった。

その時からデレビットはデレビットじゃなかった。

兄弟にも堅苦しい敬語使って、

僕にしたら子供の頃の方が面白かったんじゃなかってその時は思った。

Kate

でも、そんな日々になにか変化があったのはあの日…

Derived

ケイト兄上…恐れ多いのですが、聞きたいことがあるのです、お時間頂いてもよろしいでしょうか。

Kate

もう…敬語辞めない?

Derived

自分は、そのことについて聞いてはいませんし、まだ聞いて欲しいものを言ってもいません…。

Kate

す、すまない…で何?

Derived

こちらの写真の事なのですが、ご覧になってください。

Derived

右はきっと自分だと思うのですが…左の人物には心当たりがなく…

Kate

そんなことがあった。

Kate

デレビットの感情が欠損したのは父上はものすごく心配していたんだ。レスター以外には優しいお方だったんだ。

真行

で、その写真に写ってたのは誰だったの?

Kate

ｯ…

Kate

''レスター''だったんだよ。

Kate

デレビットは、レスターのことすら、忘れていたんだ。

Kate

聞いた時も誰だかわかってなかった。

Kate

そのぐらい記憶も壊れて、感情も崩れてしまったんだ。昔にね。

Kate

僕はこのことを父上に報告したんだ。

Kate

デレビットはこういったからね。

会ってみたい…です。

Kate

僕はその時、昔僕たちがしたことを教えることはできなかった。でも少しでも「会ってみたい」ていう久しぶりのデレビットのわがままを叶えてあげたくて…

Kate

父上は快く、それを許してくれた。

デレビットのためなら!

Kate

ってね。

Kate

そして父上は、施設に電話を掛けた。

Kate

その後、父上は驚いたような声を上げた。

Kate

内容は…

レスターたちが誰かに引き取られた。

Kate

というものだった。

Kate

父上はこの国のお偉いさんだったから権力を使って、引き取り主の電話番号や住所なんかを聞いて、そこに行くことにした。

Kate

行ったのは僕と父上とデレビットの3人。

Kate

本当は4人で行く予定だったんだけど。日程が合わなくて3人になった。

コンコン(ドアノック)

???

はーい。

ｶﾞﾁｬﾝ…

???

あれ?ヴァイオレスト家様ではありませんか。

そこに居たのは僕達の父の

兄

Violest・Melo(メロー)さんがいたんだ。

Melo

いやそんな冗談はいい…w
なにか用かな?私の弟よ?

Melo

どうせ権力で私の家を特定したのだろう?怖いねぇw

Erecis(父上)

なぜ…!?兄上がここにいるんだ?

Melo

そりゃ…ヴァイオレスト家の子供が4人行方不明だなんて。おかしいじゃないかw。

Melo

どうせ…目当てはお前たちの子供だろう?

Kate

なんですか?父上。コイツ、礼儀がありません。

Erecis(父上)

我の兄だ。

Kate

兄!?

Kate

失礼しました!!

Melo

うん。別にいいさって…

Melo

君はデレビットくん?

Derived

はい…お忙しい中急な訪問。申し訳ございません…

Melo

う、うん…。

Derived

実は自分の双子の弟である。「レスター」さん?という人物を探していまして、

Derived

そちらのご自宅にいると伺い、来てしまいました。

Derived

1目でいいです。少し見てみたいのです。

Melo

分かった。いいよ、上がっておいで。

Derived

ありがとうございます。

Derived

では失礼します。

Erecis(父上)

我たちも入るか…

Kate

は、はい。

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父上、手のひらクルックルやの~ レスターの髪の色って昔と違うんだ！？

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