ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
おい 話すことないからって…雑すぎんだろ
ユウノ
明穂
市架
そう返事をして、LINEの画面を見えないように下にして置く。
市架
市架
受験した中学校に入学して、もう五ヶ月近く経つ
小学校のときの友達はみんな別の中学校に通っているから、なかなか会うことは無くなった
最後にあったのは、公園で遊んだ六月
今日から1週間後の日曜日、市架は小学校の時特に仲が良かった四人と遊ぶ約束をした。
市架
市架
市架(いちか)は明穂(あきほ)とのLINEを読み返す
市架
普通なら嬉しいはず
久しぶりに会える友達
なのに心は曇り模様
市架
市架
明穂
市架
すごく久しぶりだな 今日はいい日🎶 たのしみ!
亜実
市架
うそ。ちょっときつい。 学校一回休んじゃった…
朱音
慣れない環境でストレスだよ 泣きそうだよ
笑顔で言わなきゃ 本当のことなんて言えるわけない あとあと面倒になる
紗凪
紀呼
紀呼(きこ)の掛け声でみんな走り出す
朱音
市架
朱音(あかね)と市架は運動が得意ではない。慌てて走り出す
紗凪
紗凪(さな)は紀呼と同じくらいの速さ。お互い運動が好きだから、ちょっとライバル心があるみたい
楽しみだな!
紗凪
亜実
朱音
明穂
市架
公園に着いてから、3時間くらい経った
お昼ご飯を食べてから集まったため、 あと30分くらいで終わるだろう
最初はお菓子を買いにコンビニに行ったり、遊具で鬼ごっこをしたりしていた 今は、スマホやおしゃべりタイムである
〇〇って誰?みんなの学校のことばっかりだね。わからないよ…知らない人のこと話されても、みんなみたいに楽しめないよ…わからないことばかりなのに
もっと、みんなわかる話題にしない?
亜実
あ、話題変わった
紗凪
紀呼
Twitterらへんの話に入ったようだ
市架
そう言ってスマホを覗き込む
うん、知らない人
紗凪
紗凪はそう言って真似をし出した
市架
紗凪
市架
また、中学校の話に戻った
みんな夢中だった とても、楽しそうだった
だけど市架には分からなかった。知らない名前がどんどん出てきて、あまり笑えなくて ついていけなくなった
市架はそっとその場を離れてみた
みんな夢中だし…気づかないよね
かなり開けたところにでた 後ろを向いて、少しつま先立ちをすれば、みんなの姿が見えるくらいの、みんなと近い位置
…みんなの笑い声が聞こえてくる
市架
市架
知らない話題で置いていかないで 私を見つけにここに来て欲しい
市架
四人の笑い声が今も聞こえる 市架がいないのに気付いてないのか、それとも自動販売機などに行ったと思っているのか
5分くらいだっただろうか 後ろから声をかけられた
紗凪
バッと後ろを振り向いた
来てくれた…!
朱音
亜実
市架
走ってベンチの方へ戻っていく
帰る…帰るんだ それを伝えに来たんだね
市架
市架はぽそっとつぶやいた
誰も彼女の問いに答えることはなかった
市架
市架
市架
市架の母
市架
市架は気分を入れ替えて、階段を降りていった。
次の日の月曜日
真絃
市架
いつものように、駅のホームで会う 土田真絃(つちだまお)に挨拶をする
真絃
真絃
市架
緋奈呼(ひなこ)は、乗り換えする駅で会う友達
今まで、あんまりそういうことしないイメージあったけど、いいなぁ。
真絃
市架
しばらくたわいもない会話をして電車を待った。
とても、楽しい時間
市架
市架
真絃
真絃はキョトンとした
真絃
…バレたし笑笑
市架
真絃
市架
真絃
真絃は市架を真っ直ぐと見つめ、キッパリと言った。
真絃
真絃
市架
真絃の言葉は、目は、まっすぐで自信にあふれていた。
なんか、悩んでたのがあっという間に終わっちゃった。
なんで、悩んでたのかなぁ笑
市架
心から笑い、お礼を言った
真絃は真面目で優しくて、その時その場を誤魔化すようなことを言うような人ではない 市架もそれを分っていたから、素直に信じることができた。
真絃
市架
真絃
市架も、真絃の今かなり複雑な状態について相談に乗っていた。 ただ愚痴を聞くだけでも、真絃の力になるように
真絃はいたずらっ子のような笑顔を見せる。
市架
真絃
市架
カンカンカンカン
真絃
二人は座っていた椅子から立ち上がる
いつもの光景が目の前には広がっている
ただ違ったのは、市架の心が軽くなっていたことだった
自分の時間は自分のもの…自分が使い方を決めていいのか…
市架は静かに微笑んで、電車に乗り込んだ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
殴る
ユウノ
いや 一行目と二行目でなんか雰囲気違うし
ユウノ
ユウノ
はいはいごめん
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
恒例ちゃうやんけ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ユウノ
ぼかっ
ユウノ
無視))それでは、さよなら〜
ユウノ