隣 の 席 の 君

朝

俺とちぐは無事仲直りが出来た

もうちぐを悲しませたりしないと心に決めた

<ちぐくん！一緒に行こうっ

<行こうー！！

<〜〜〜

<ーー〜ー

ｶﾞﾗﾗｯ ﾊﾟﾀﾝ

教室にはみんな来ていてガヤガヤしていた

<〜〜〜ww

<ー〜〜〜ッ！w

<ーー〜ー

自分の席を見ると

あきの友達が俺の椅子に座ってお喋りしていた

俺は影が薄いから教室に入ってきたのも気付かれてないらしい

そう思いどうしようかと思っていた時

気づいてはくれたけど

あきはクラスの中心的存在だから、一声発するだけで目立つ

俺はみんなからの視線を浴びている

ぷり？

なんであきと？

あそこって仲良かったっけ？

知らなーい

あきは優しいからあの陰キャにも明るく振舞ってんじゃないの〜？

あ〜そゆことねw

クラスの人達が小声で喋る

全部、聞こえてるんだけどね…

俺は自分の席に向かう

<あき、こいつと仲良いのかよ〜w

<正反対じゃんw

<なんか地味〜w

<あきくんに相応しくないわ〜w

<ほんとよね〜w

あきの周りにいる人達が一斉に喋り出す

まぁ、見た目も性格も地味だから事実なんだけど

え、？あ、あき、？

<あき？どした？w

<まさか、ほんとにこいつのこtｯ

<は？マジで何言ってんだよ

<ぷり

急に俺に質問が来て、間抜けな声が出た

<お前、自分があきの友達だと思ってる？

何？喧嘩？

やば〜

ｶﾞﾔｶﾞﾔｯ

クラスのみんなが俺たちに注目している

<やっぱりか、w

<そんなん、思ってるわけねーだろ？w

<そうよw

<あんたみたいな陰キャがあきみたいな人に話掛けれると思わないで

<あきだってあんたのこと利用してるだけよw

<そうよwあきはあんたのこといつだって殴れるんだからね〜？w

俺はその発言に黙ってはいられなかった

<ん？なんて？

<聞こえなかったんだけdｯ

気づけば、自分とは思えないほど大声で対抗してしまっていた

あきも目を見開いて俺の方を見ている

しーん……

教室が静まり返る

<ぷｯ、あっははｯww

<何マジになってんだよww

<こいつ絶対変人だろｯww

<冗談も通じねぇのか〜？w

…さっきのって冗談だったの、？

嘘、でしょ…

<は？

<ｯｯ！

<こｯのｯｯ！(あきに殴りかかろうとする)

ちょｯ！ヤバくないｯ？

先生呼んできて〜ｯ！！

ﾄﾞｶｯｯ(殴)

<な"ｯ…ｯ

かなり、重心のパンチだった

な、なんか、視界が…

あれから何時間経ったんだろう

あきは心配そうな顔をして俺を見つめる

顔にまたガーゼが貼られてる

あきが貼ってくれたんだなぁ

そ、相当怒ってるっ

帰り道

なんか、顔赤くなった、？

す、すっごい落ち込んでるっ

ぇ、な、何言ってんの俺〜！

あきめっちゃびっくりしてるし、絶対困らせてるよ〜！

あきはまたほんのり顔を赤くして、答えた

あきは首を横に振る

間抜けな声が出た

俺はとりあえず返事を返した

勉強会の話してたんだった…

そういえば、そうだけど、…

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ