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七不思議
我ら七不思議学び舎に棲む怪異として正しく生者に畏れらるるべし
二番
安易に人と親しくなるべきではないわ生徒を守るのがあんたの役目なら尚更ね
二番
怪異に関わった人間は霊力が上がる
二番
霊力の高い人間は怪異に好かれるの勿論危ない奴にもよ
二番
そうなったら面倒なのはお守りのあんたなんだから
七不思議
何よりこの学園の『花子さん』は誰一人として役目を全うできとらん
七不思議
初代も次代も
七不思議
人と関わったがために掟を何度も破ってしまった
七不思議
掟を破れば罰点が付くそれが溜まればー
花子さん
地獄行き
花子さん
だろ？
花子さん
わかってるってー
花子さん
俺はちゃんと役目を果たす
花子さん
ヤシロにはさっさとテキトーな願いを言ってもらって叶えたらパパッと縁を切る
花子さん
それでいーだろ？
花子さん
地獄行きは御免だからね
四番
七番さま…
寧々
パラ…（雑誌）
寧々
あーあ
寧々
私もこーいう恋がしたいなぁ…
花子さん
ヤーシーロさん
寧々
ぱっ（雑誌を隠す）
寧々
わわ
花子さん
ヤホーこんなところでなーにしてんの？
寧々
お、お掃除！
花子さん
一人で？こんな広いとこ？
寧々
うん
花子さん
……
花子さん
いじめ…！！アワワ
寧々
ちっ違う！私が引き受けたの！
花子さん
へーボランティア？
寧々
まあね心優しい寧々ちゃんは頼られると断れないのよ！
花子さん
おーパチパチパチ
寧々
…だったら良かったんだけど
花子さん
いじめ？やっぱり…
寧々
ううん
寧々
イケメンだったの…
寧々
フッ
花子さん
ビク
寧々
えっ掃除当番を変わる…？（ヤシロの記憶）
イケメン
そうなんだうちの班員みんな今日は忙しいって…（ヤシロの記憶）
寧々
でもうちの班の子だってみんなもう居ないし…（ヤシロの記憶）
イケメン
ぎゅ（ヤシロの手を握る）（ヤシロの記憶）
イケメン
お願い！頼れるのは八尋さんだけなんだ…！！（ヤシロの記憶）
寧々
しょ（ヤシロの記憶）
寧々
しょうがないなー！（ヤシロの記憶）
花子さん
………ヤシロ
寧々
わあああそうよバカよ！！
寧々
オオオ（叫ぶ）
寧々
私昔から綺麗な人に弱いの話してるだけでぽわーんってしちゃって良く思われたくって…
寧々
あのクソ男も最低野郎で有名だった
寧々
でも顔が死ぬほどタイプで
花子さん
面食い
寧々
うっ
花子さん
面食い大根
寧々
やめてB級映画のタイトルみたいに言わないで
花子さん
大事なのはウチガワでしょ？
寧々
わかってる
寧々
こんなの良くないって直さなきゃってでも綺麗な人に微笑まれると…
花子さん
コーフンが抑えられないんだ？わかるー
寧々
変な言い方しないで！
花子さん
そんなんじゃまたクソ男に捕まるぞー
寧々
流石にそれは…あっでもでも
寧々
俺はお前にフォーリンラブだぜ☆（足にキス）くらい言われたらもーなんでも言うこと聞いちゃうかも！！
寧々
キャーそんなトコにチューだなんてー
寧々
あああああ私のバカバカバカこんなんだから結局先輩には捨てられるし掃除当番だって…
イケメン
はははでさー
寧々
あ…
イケメン
ヤシロってホントちょろいなー
寧々
外見ばっかりに振り回されてほんとにダメ…
花子さん
…誰にでも
花子さん
ダメなとこはある直そうと思うヤシロは
花子さん
えらいね
花子さん
(｡･ω･)ﾉﾞ (ノд‐。)ヨシヨシ（ヤシロの頭を撫でる）
寧々
……とっ
寧々
年下のくせにっおお大人ぶっちゃってっ！
花子さん
俺ヤシロより超年上だよー
花子さん
よーえ頑張るヤシロに超先輩の俺からご褒美だー
花子さん
のびー
寧々
ご褒美？
花子さん
俺は呼び出した者の願いを叶える七不思議
花子さん
ヤシロ叶える前に取り消してそれからずっと保留にしてたろ
花子さん
叶えるよ願い事なんでもひとつだけ
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作品ページ
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