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※百合

※この物語はフィクションです

たまき

え?…

まい

そう言った瞬間直感的に感じた

言うんじゃなかった

まい

(いや恥ず〜!!何言ってんだ私!)

まい

(全然そういうキャラじゃなかっただろ!キャラ変しすぎだろ!私!)

まい

いや…その…まじで何でもなくて…

まい

ほんと…今のは気にしないで…!

私は必死に弁解して、たまきの様子を伺った

たまきは俯いている。そのせいで表情が見えない

まい

た…たまき?

私が恐る恐る尋ねるとたまきは口を開いた

たまき

…そんなの

何やらいつものたまきと雰囲気が違う

まい

(やばい…引かれたか?うわー…たまきとは仲良くしろって言われてたのに!)

まい

(また、かれんに怒られ…)

私がそう焦った瞬間だった

突然たまきが私の方に向き合い、はっきりと言葉を発した

たまき

そんなの、まいちゃんの方が可愛いに決まってるじゃん!

まい

まい

…へ?

たまき

あんな女よりまいちゃんの方が何百倍も素敵だよ!比べる価値すらないよ!

たまきは私の手を握りながら、まっすぐ目を見つめながら言った

その目はあまりにもまっすぐでキラキラして見えた

まい

(…やばい)

その時私の脳内に電流が走ったような衝撃がきた

まい

(やばいやばいやばいやばいやばい…)

埋められていく、満たされていく

私に欠けていたものが

まい

(これが…承認…!)

そう私はようやく取り戻した

あの時あの女(なつみ)に奪われていたものを

そして拭い取った

あの時あの女に植え付けられた醜い負の感情を

〜数年前〜

まい(中学生)

へ〜次〇〇中となんだ〜…

バスケ部員A

そうだよ〜ほら、応援するよ

まい(中学生)

はいはーい

なんとなくノリで入ったバスケ部

基本的に試合は先輩が出るから、私たち一年はほとんどが応援要員だった

まい(中学生)

…まぁでも、〇〇中なら応援しなくても勝てるっしょ

バスケ部員A

いやそうだけどさ〜、一応?

バスケ部員A

これ勝ったら県大だし

私の所属していたバスケ部は強かった

どうせ勝てるだろう。みんななんとなく心の中で思っていた

でもそれが一気に覆された

〜試合後半戦〜

バスケ部員A

…やばいよ…このままじゃ逆転されんじゃん

最初は順調に勝っていた

 だが後半から一気に雲行きが怪しくなる

まい(中学生)

…はぁ?なんであの〇〇中が…

バスケ部員A

あれだよ…あの女!

 そういって友達は1人の女を指差した

その先にはなつみが居た

まい(中学生)

(見たことない顔…一年生か?)

バスケ部員A

交代で入ってきたあの女!あいつが入ってからどんどんヤバくなっていって…

まい(中学生)

…何?経験者…?

バスケ部員A

さぁ…?でも違うんじゃない?だってレギュラーではなかったし…

まい(中学生)

その時私の中に小さな黒い感情が生まれた

まい(中学生)

(はぁ…?初心者が試合に出て逆転勝ちとか…)

なつみ(中学生)

…ゆのっ!

バスケ部員A

やばっ!パス渡されたっ…!

今まで感じたことのない感情

まい(中学生)

(そんなの…)

嫉妬、羨望、劣等感、焦燥

まい(中学生)

(圧倒的主人公じゃん…!)

その瞬間、試合終了の音が体育館に響き渡る

あの一年が最後に点を入れて逆転勝ちされたみたいだ

バスケ部員A

…嘘…負けた…?

まい(中学生)

ゆの(中学生)

やったぁ!なつみちゃん!勝ったよ!

なつみ(中学生)

…ゆの

勝利をもぎ取り、仲間たちと喜び合う姿

まるで絵に描いたような青春だった

ゆの(中学生)

最後ナイスだったよ!すごいね、なつみちゃん!

なつみ(中学生)

いや…

なつみ(中学生)

ゆののお陰だよ、ありがと

まい(中学生)

…!

その時なつみは笑った

心から温かいキラキラした笑顔

ゆの(中学生)

あっ…♡♡♡ううん…良かった、役に立てて…♡♡♡♡

まい(中学生)

惨めだった

そして何よりもムカついたのは

まい(中学生)

(あいつの顔…死ぬほど整ってんじゃんっ…!)

全て(顔)において劣っていたことだ

たまき

もうここからなら道分かるから大丈夫だよ

まい

…ん?そうか

たまき

勢いあまって今日は色々言ってしまった

だけどまいは凄く嬉しそうだ。機嫌がかなり良い

たまき

今日ありがとう、楽しかったよ

たまき

…まいちゃん?

喋らない

不安になって私はまいの様子を伺った

まい

…たまき

たまき

…っ!?

その瞬間まいに優しく抱きしめられた

ふんわりとした良い香りが鼻腔を突き抜ける

たまき

(あっ…良い匂いする…じゃなくてっ!)

たまき

ど、どうしたの?まいちゃん…!

まい

ん〜…?

たまき

(ほ、ほんとにどうしちゃったの〜!?)

私がアワアワしていると、まいはゆっくりと私から離れた

そして私と目を合わせて、微笑んだ

たまき

(あ…)

 その笑みは今までまいには考えられないほど穏やかな笑みだった

傾いた夕日がまいの頭上を照らす

たまき

(綺麗…)

まい

ありがと、たまき

まいにはもうなつみの面影は無かった

【創作百合】タヒ体が眠るワンルーム

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