気遣いを被った戯言大会が
今日も、始まる
「いつか」
「そんなことで」
「きっと」
これは、全部私が嫌いな言葉
思いやりの乱れた縄で
私の首を締め付ける
安い同情は毒の餌
自傷痕のある私なんてさ
あなた達にとっては救われるべき存在
あぁ、もう帰りたい
椅子が向かい合う
無機質な部屋
「あなたはもう、信じれないの」
低コストの言葉をつらつら並べて
私を傷つけないでよ
目と目を合わせて話し合えれば
「楽になる」なんて、夢のまた夢
簡単なことじゃないのよ
「壊れた物を、直す」こと
安易に踏み込まないで
あなた達も、染まってしまう
「大好き」
「期待してる」
「あなたがいないと」
「あなたさえいなければ」
100tの言葉の重みが
跡形もなく、踏みにじる
ただ残るのは
焼かれた骨
中央でただ踊り狂おう
赤い、紅い華を撒き散らしながら
「私はもう、手遅れなの」
悲しい顔で歩み寄って
勝手に肩を叩かないでよ
ねぇ、辛いよ、辛いよ
楽にしてよ
現実という名の地獄に堕とさないでよ
「助けて」
糸のような声は
励ましの声で消えていく
心と心、鏡合わせすれば
「分かり合える」なんて、馬鹿言わないで
そんな単純じゃないのよ
─「私をとめる」こと
──「私をやめる」こと
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