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ーーもう誰も信じてくれない。 そう思った時、最後に頼れるのは母しかいなかった。
夜、食卓。
ミカ
母
ミカ
母は驚いた顔で私の手を握る
母
ミカ
その夜、久しぶりに少しだけ安心して眠りについた
翌日。母は近所に町内会の話し合いに行くことになった
母
ミカ
玄関のカギを二度確認し、家の中で1人きりになる
昼下がり。 テレビをつけても、雑誌を開いても、落ち着かない。 ふと、背中に気配を感じた。
ミカ
リビングの窓に、外から張りついたような影。 心臓が凍りついた。
ミカ
慌ててカーテンを閉める。 直後、玄関の方から「カチャ…」と音がした。
ミカ
息を殺し、廊下を覗く。 ドアノブがゆっくり回される。 次の瞬間、ドンドンと強く叩かれる音がした
レン
ミカ
レン
全身が震える。電話を取ろうとするが、指が汗って滑ってうまく押せない
レン
ドアノブが乱暴にガチャガチャ回され、鍵が軋む音が響いた