反逆者だったJKは夢を見たい

前世の記憶、それは罪の記憶

私の罪、それは冤罪

バリトンボイスを響かせ私に罪を告げるのは

我々国の総統グルッペン・フューラー

泣き叫ぶ少女は私モモ・シャーレー

この国初めての女幹部だった

総統の周りにいる14名の幹部は私を冷たい目で見つめている

一人を除いて

シャルル・ブルドール、この前追加された新しい女幹部だ

シャルルの口角は少し上がっている

きっとこの反逆者事件の黒幕はこいつだろう

あぁ、神は私を見捨てたようだ

もう、以前私に向けられていた目は無い

私に向けられているのは嫌悪や憎悪という感情

私は、もう、仲間では無いのだ

それからはずっと、地獄のような日々だった

何度意識を飛ばしただろうか、何度餓死しそうになっただろうか…

敵であり、拷問部屋に監禁された私は彼らにとっておもちゃでしかない

そして時は来た

私は今殆ど裸の状態で磔られている

民衆は笑っている

彼らも笑っている

そして

私も笑っている

許さない、許さないからなシャルル・ブルドール

お前は、お前だけは絶対に許さない！！