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“アオ”が似合う君

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“アオ”が似合う君

24 - 第24話 証明

♥

487

2022年11月05日

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莉羽

こんにちは!

莉羽

莉羽です!

莉羽

大変お待たせいたしました!

莉羽

遅くなっちゃって本当にすみません

莉羽

展開は決まってたんですけど、セリフが全く思いつかなくて....

莉羽

なんとか捻り出した文章なので、少々無理矢理感あるかもしれませんが、許してください🙏

莉羽

それでは!

莉羽

“アオ”が似合う君

莉羽

第24話 証明

莉羽

早速本編へどうぞ!

これはnmmnです ご本人様とは関係ありません

苦手な方は見ないでください

さとみ

なんであんたがここにいるんだよ....

さとみ

仕事でいなんじゃ...

動揺して声が震える俺に対し、

君の父親は不敵な笑みを浮かべ、言った

青柳秀治

....ころんの部屋に監視カメラを仕掛けておいた

ころん

ッ...え.....

青柳秀治

“大事な息子”が拐われそうになっているなんて話を聞いて、私が黙っているわけがないだろう....ニヤッ

さとみ

青柳秀治

ほらころん、早くこっちに来い...!

ころん

いやっ...ッ....

父親が君の手首をつかもうと手を伸ばした

さとみ

......待て...サッ...ガシッ...

青柳秀治

あ?

俺は咄嗟に君の前に立ち、父親の手首を掴んで

さとみ

.....ギロッ

思いっきり睨みつけた

青柳秀治

どけろ、手を離せ、君に用はない

さとみ

俺もあんたに用はねぇ、ころんが必要なんだよ

さとみ

今すぐ失せろ

青柳秀治

随分と生意気な態度をとってくれるじゃないか

青柳秀治

私に殴られて、何もできなかったくせに

さとみ

.....ッ...

青柳秀治

私の“大事な息子”にこれ以上近づくんじゃない、さもなければ....

青柳秀治

君も、同じアザを作ることになるぞ

さとみ

.....“大事な息子”、ねぇ...?

青柳秀治

....何が言いたい

さとみ

本当に大事だと思っているなら、今すぐ失せろ

さとみ

まぁあんたがどう思っていようが、ころんはあんたを大事な父親とは思ってないみたいだけどな

青柳秀治

.....なんだと?

その瞬間、父親の顔がより険しく、声がより低くなった

さとみ

ころんはずっと苦しそうだったよ、あんたがいない場所でも、ずっと

さとみ

相当なトラウマを一人でずっと背負ってた、それも....

さとみ

全部あんたのせいだ

青柳秀治

...ッ.......

さとみ

ほら、図星

さとみ

心も体も傷だらけにしておいて、あんなに苦しめておいて、“大事な息子”.....?

さとみ

.....ふざけんなよ

さとみ

あんたが本当に大事なのは、自分の名誉だろ?!

さとみ

そんなくだらないプライドに、これ以上ころんを巻き込むな....!!

青柳秀治

くだらないだと....?

青柳秀治

赤の他人が分かったようなことばかり....

青柳秀治

うちの事情に口を挟むなと言ったはずだ!!!

そう声を荒上げる父親の腕は、怒りからか震えていた

さとみ

.......フッ

さとみ

...いいよ、やってみろよ

そう言ってもう一度父親を睨みつける

さとみ

腹が立つなら殴ってみろよ

さとみ

得意だろ?力で解決するのは

青柳秀治

なっ.....!

さとみ

俺はもう負けない、これ以上、“大事な親友”を苦しませない

さとみ

あんたが力でねじ伏せようって言うなら、俺は俺のやり方でわからせてやるよ

さとみ

本当にころんのことを大事に思ってるのがどっちかってこと

さとみ

証明してやる

ころん

さとみくん....ッ....ジワッ

何度も後悔した

あの時、無理矢理にでも立ち上がって君の手を掴んでいれば....って

散々守るって言ったくせに

約束を果たせなかった弱い自分が許せなかった

でももう、同じことは繰り返さない

覚悟を決めたから

君の人生を背負う覚悟を、二度と泣かせない覚悟を

だから今度こそ、証明する

君を、大好きな人を、

幸せにするのは、俺だ

さとみ

...ギロッ

青柳秀治

青柳秀治

バッ....

さとみ

...!

バチンッッッ

さとみ

...ッ...!!フラッ

廊下に乾いた音が響いたと同時に、俺の頬に強い痛みが走った

勢いで思わず足元がふらつく

でも.....

さとみ

....ザッ

さとみ

ッ....ハァッ....

青柳秀治

....本気で殴ったのに倒れないとはな

さとみ

舐めんなよ...

さとみ

言っただろ?証明するって

さとみ

何度でも耐えてやる、俺は...

さとみ

“お前”なんかに負けない....!

青柳秀治

ふざけやがって...ッ....バッ....

さとみ

(さっきと同じ動き...だったら...!)

さとみ

....スッ

青柳秀治

?!

さとみ

ッ...!!!

バチンッッ

青柳秀治

ッ....お前....よくも....ッ

さとみ

(ひるんでる....今だ...!)

さとみ

ころんっ!グイッ

ころん

ぅわ...ッ...!

父親が殴った衝撃で少しフラついている隙に、君の手を掴んで走った

でも......

青柳秀治

待てっ!!グイッ

ころん

い゛っ...ッ...!

すぐに追いかけてきた父親に捕まってしまった

青柳秀治

そう簡単に逃してたまるか...ッ...ギュゥッ

ころん

っい゛....やめ...ッ...ジワッ

さとみ

....!

さとみ

ッ...てめぇ...!

さとみ

離せぇっっ!!!ドカッ

青柳秀治

?!

ドサッッッ

勢いに任せて父親に体当たりし、そのまま倒れ込んだ

その勢いで、固く握られていた君の細い腕が解放される

青柳秀治

離せっ...ッ....!

青柳秀治

どけろ!!!

さとみ

...ッ...ころんっ!!!

起きあがろうとする父親と格闘しながら君に向かって叫ぶ

さとみ

今のうちに逃げろっ!!

ころん

えっ...?

さとみ

早...くっ...ッ...!

さとみ

学校か...交番にッ...逃げ込め!

ころん

でもっ!さとみくんは...

さとみ

俺のことはいいから!!!

ころん

...!

さとみ

早く!!!

そう叫んだ時だった

青柳秀治

ッ...ハァッ....ハァッ...

青柳秀治

逃さない...そんなこと、絶対に許さない...!

青柳秀治

ッ....!!ドカッ

さとみ

ッ...?!

ドサッッッ

さとみ

かはっ...ッ....!

思いっきり蹴り飛ばされて、壁に背中を強打した

さとみ

ッ...ハァ゛ッ...!

ころん

さとみくんっ!!!

青柳秀治

ふっ...所詮こんなもんだろ

青柳秀治

ころん、行くぞ!早く来い!!グイッ

ころん

やっ....離して...ッ!!

ころん

さとみくんっ!!

青柳秀治

おい!暴れるな!!!!

さとみ

ッ.....くっ....はぁっ...

さとみ

(体が...動かない...ッ....)

さとみ

(動け....!早く...ッ....)

さとみ

(これじゃ何も....)

さとみ

(何も変わってない...ッ...)

さとみ

(今度こそ守るって....証明するって....)

さとみ

ッ....!!スッ

ころん

...!

ふらつきながら、必死で立ち上がる

さとみ

(これ以上、苦しそうな顔、見たくない....)

さとみ

(もう二度と、泣かせたくない...)

さとみ

(諦めない...絶対負けない....!)

さとみ

ころん......!

さとみ

ダッ....

さとみ

...ガシッ

青柳秀治

...?!

さとみ

うわぁぁあっっっっ!!!

ドカッ

青柳秀治

ッ....いっ...フラッ

力を全部出し切って、思いっきり顔を殴った

そのせいか、父親はふらつきながら鼻血を出していた

青柳秀治

ハァッ...ハァッ...お前...

青柳秀治

しつこいんだよ...ッ....!!!!バッ

父親が拳を振り上げた

こんなのまともに食らったらもう立てないだろう

さとみ

(避け....な...い...と....)

頭では分かっているのに、体が言うことを聞いてくれない

でも相手は当然待ってはくれなくて

硬い拳が、振り下ろされた

鈍い音が廊下に響いた

殴られた

そのはず、だったのに

なぜか痛みを感じなかった

訳もわからず、思わず瞑っていた目を開くと

さとみ

.....え...?

ころん

ッ....

目の前に君が立っていた

“アオ”が似合う君

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487

コメント

4

ユーザー

さとみくん、、(´;ω;`) 続き待ってます!

ユーザー

やばい!やばい!展開最高すぎる!!(´;ω;`) 続き楽しみです!

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