⚠︎攻め人外(触手)⚠︎
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…………
🈂️
…………(サワサワ…
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…楽しいか?
彼のやわらかくて優しい触手に触れる。
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うん、あったかくて、気持ちいい。
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…………
🈂️
………
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…何かあったか?
すぐ気づいてくれる。君のそういうところが大好き。
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………いや…………
🈂️
…まぁ。
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どうした。
🈂️
…俺はさ、人間やん。
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で、かいくんは触手もってる…人外やん。
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ああ。
🈂️
人間は、死んでまうやんか。
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そうだな。
🈂️
そしたら………かいくんは
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ぼくじゃない、他の人のところに行ってまうんやないかって…
目を見つめてただ優しく相槌を打ってくれる彼に、自分の心を暴かれる。 暴かれる、というか、自然と話してしまう。彼のそばは心地いいから。
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……………
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(スリッ…
🈂️
わ、
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それは…死ぬのが嫌なのか?
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それとも、俺が他の人間と関係を持つのが嫌なのか?
🈂️
…………
🈂️
俺は、かいくんをずっと愛してたいし、かいくんに愛されてたい…
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だから、死にたくない。
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…ふむ。
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なら、サムライが死ぬ時は俺も一緒に死のうか。
ギュッ…
彼の触手が優しく2人の首を絞める。
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ん……っ
🈂️
(………それも、いいかもだけど。)
俺は君といれるならなんだって受け入れるつもりだけど。
🈂️
俺をかいくんと同じ寿命にはできひんの?
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俺には寿命なんてない。
🈂️
…………そっか。
🈂️
そうよな。
🈂️
人間は人間のまんまやもんね。そりゃ、無理やで。
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サムライ。
🈂️
ん…何?
決して大きくはない声なのに、凛として鋭い。それでも、やっぱり暖かい君の声。
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お前、この間自分で聞いた事忘れたのか?
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え、なに。
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…俺はお前のためならなんだってできる。
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美味いご飯を作ることも、買い物に付き合ってやることも、種族を変えることも。
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無論、寿命を伸ばすことだって。
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………うん。
そんなこととっくに分かってる。君の俺への愛情は、君が気づかないうちにどんどん深く重たくなっているから。
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ただ、人間については分からないことばかりだ。
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それについては、教えてくれ。
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そんなの、もちろん…
言いかけた時、ちゅ、っとキスを落とされる。
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それは、″不安″というやつだよな。
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一緒に取り除こう。お前が安心できないと、俺は幸せになれない気がする。
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………
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俺はもちろんサムライ以外に見向きもしない。
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死なれるのも嫌だ。
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本当は、お前の体ごと作り替えてやりたい。
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なんで、しないの…やればいいのに。
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俺もかいくんと一緒におりたい。
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かいくんといれるなら俺は…__
どんな苦しみだって、耐え抜けるのに。
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(スッ…
🈂️
むぐ、
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…後から嫌だと言われた時に…お前を手放せる自信が無いからだよ。
🈂️
…………………
そう呟く彼の目は、葛藤からか瞳の色が揺らめいていて ただ真っ直ぐで、美しい。
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ごめん。
🈂️
なんで謝るの。
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伝えたいことが曖昧で……こんなんじゃ、お前の不安なんて取り除けないよな。
🈂️
そんなことない。そんなことないよ。
🈂️
かいくん、ありがとう。
🈂️
ずっと悩んでいたけど、
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俺は未来永劫お前と生きていくよ。
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……本当に?
🈂️
うん、嘘なんてつかんよ。
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…………そうか。
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そうか………
先程まで揺らいでいた彼の瞳はキラキラ光って、葛藤から、安堵に変わった…そんな感じがする。
🈂️
好きやで、かいくん。
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うん。
『好き』とは返してくれないけれど、それでも十分で、表しようのない愛おしさと充実感で満たされていた。
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ありがとう、サムライ…
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いつか絶対覚悟を決めるから…その時まで、待っていてほしい。
優しく抱きしめてくれる彼。
🈂️
……うん、いいよ。
🈂️
ずっとずーっと待ってる。
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ありがとう…
🔥
きっと、幸せにする。
🈂️
楽しみにしてる。
ちゅっ、と彼から落とされたキスは 酷いくらいに優しかった。
🈂️
(俺は、いいのに…君といれるだけで、いいのに。)
そう言えたら、良かったのにな。






