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ふと病室から外を見上げると永遠と続く綺麗な青空がそこにはあった。絵を書いているが生憎、風景の絵は苦手。僕は軽快なタッチで想像の人物を作り上げていく。退院の日だから晴れてくれてありがたい。だがそれよりも絵のモデルになるものが欲しかったなと微かに思いながら再び視線を戻す。

二週間ほどの検査入院も今日で終わりになる。最初の検査入院は一週間ほどだったのにこんなに長く生きるのは前例もなく、異例だから僕だけ検査入院が長くなった。結局結果も変わらず、そこまで人との関わりもなく検査入院も終わった。

僕はもう中学三年生になる。中学三年生になれるのがほとんど奇跡だ。しかも産まれたばかりの時に受けた一回だけの手術で。大体の人は中学三年生まで生きられないしここまで生きるとしても手術は十回ほど繰り返さないといけないらしい。そう考えるとやっぱり奇跡に近いんだなと関心する。

とりあえず人物を完成させ、なんとなくサインを書き日付も書く。 「ん〜…入院中に描いた中で二番目に上手いかな…」 と勝手に順位をつけ少し満足気に見ていると扉がノックされた。返事する間も無く

??

「会いたかった!」

と愛が溢れすぎていて元気なお兄ちゃん、遊戯(ゆうき)が入ってきた。

お母さん

「体調は大丈夫なの?」

草木

「母さん、うん、大丈夫」

お母さん

「荷造りはした?」

草木

「したよ、」

とスケッチブックと参考書が沢山入った袋とバッグを持ち上げよるとしたが

草木

「あ、その前にトイレに行ってくる。」

お母さん

「あら、行ってらっしゃい」

少し離れた県に入院したから途中で行きたくならないようにと、一応トイレに向かうことにした。

トイレに向かうまでの通路には複数のテーブルや椅子がある。そこに一人、静かに空を見ながら絵を書き上げている女の子が居た。「は〜」と手を上に伸ばした時、顔がこっちを向き偶然目が合ったような気がした。

どうしても病棟は大人の人が多く集まるから僕と同い年ぐらいの子が居るとは思わなかった… そんなことより家族が待っているから早めにトイレに行って帰ろう。

草木

「おまたせ、」

お母さん

「帰ろっか」

遊戯

「久しぶり〜!」

草木

「ちょお兄ちゃん…」

とブラコンすぎるお兄ちゃんに苦笑する。

ーーーーーーーーーーーーーーーー どうしでしたか?これからも最後にコメント的なやつを入れようと思っているのですがどうですかね?コメントでぜひ教えていただけると嬉しいです!次回も見てもらえますように。

死にたい君と一瞬を生きる僕

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