主
みんなー!
主
今回の話、ガールズトークにしようと思ったんだけど、翠ちゃん達がおでかけしてる中、太宰さんは何してるのかなって…
主
思いましてぇー
主
書こうと思います!
主
気分屋で申し訳ございません🙇
主
それじゃあ本編 Let's Go!
住宅地を歩く、二つの影がある。
太宰
敦君、本当に此方であってるのかい?
僕の横を歩きながら云う彼の名は、太宰治。黒い蓬髪に、砂色の長外套を着ていて、首と腕に包帯を巻いている。
同じく武装探偵社の社員であり、 先輩。そして僕に"居場所"を与えてくれた人だ。
敦
あってるはずです、!
そう云いながら手に持っている紙を何度も見なおす。僕、中島敦は太宰さんと一つの住宅地に来ていた。
昨日、太宰さんに翠ちゃんのことを調べて欲しいと頼まれた。
太宰さんが翠ちゃんから聞いた情報をもとに、僕は"今生"の翠ちゃんについて調べた。
敦
それにしても翠ちゃんが云っていた"研究施設"が潰れてたなんて…
太宰
仕方ないよ、彼女が云っていた"少年"が引き継ぐ予定だったらしいからね、
敦
そうですね…、…
僕と太宰さんは翠ちゃんの家に向かっている。
敦
でもどうして急に翠ちゃんの情報を?過去や異能力については本人が話してたじゃないですか?
太宰
彼女自身も知らない事はあるからね、
太宰
本人を知ってそうな人に聞くのが一番だ
敦
それはそうですけど、
太宰
それに、動くなら早めにしておかないとね
敦
?
太宰
私達が知りたい情報を、ポートマフィアが簡単に手に入ったとしても、私達が知ったら意味ないだろう?
敦
はい、
太宰
だから彼等は情報源を潰していく
敦
その情報源って……
太宰
嗚呼、此れから私達が向かう先だ
道中、太宰さんはこんな事を云った。
太宰
彼女の異能力は、決められた死まで永遠と生を与えられる、
太宰
翠ちゃんはさ、簡単に云えば「期間限定の優良物件」なのだよ
敦
優良物件、、?
太宰
他者はその期間が何時までなのか、どれほど使えるのか情報を得ようとする、
敦
それは、まぁ…
太宰
もし翠ちゃんがポートマフィアの手に陥ったら、使えるだけ使って捨てるだろうね
敦
なっ…!
敦
そんなのあんまりです…
太宰
ポートマフィアだからね、だからこそ…
私は彼女を推すのだよ
敦
……、
敦
(太宰さんは翠ちゃんを助けようとしてるのか…?)
敦
(僕の時みたいに……)
敦
入社試験、合格すると良いですね
太宰
するさ、彼女なら
敦
え?どうしてですか?
太宰
彼女は死を何度も経験している、その所為で死がどれ程のものなのかを理解しているのだよ、
太宰
だからこそ、何も持たない他者の命を扶けられる
太宰
救えるのさ、
敦
救える…
太宰
だが……
太宰
知りすぎた
敦
え?
太宰
知りすぎた故に、自らの命を軽く感じてしまう、
太宰
だから自分を殺そうとする相手の命をも、
軽く感じてしまうのだよ___
バンッ…
翠
ふ…、
銃を撃った少女は、笑みをこぼす。
バンッ…バンバンッ
翠
ふふふ…っ
バンバンバンッ
翠
羨ましい…っ
翠
なんて…
なんて贅沢なのっ…
主
翠ちゃんがバンバン撃ってる一方、太宰さん達は翠ちゃんの家に向かってます…!
主
無事にたどり着けるのでしょうか…!?
主
(ちなみに少年は拍のことだけど、拍との生活もそこまで詳しく話してないし、彼が幻覚だってことも、翠ちゃんが好きだったこともみんな知らないよ☆)
主
次回は翠ちゃんの家に行きます!(?)
主
楽しみにしていてください!
♥️宜しくお願いします!!