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19 - 第十八話 「知りすぎた故に…」

♥

556

2023年04月08日

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みんなー!

今回の話、ガールズトークにしようと思ったんだけど、翠ちゃん達がおでかけしてる中、太宰さんは何してるのかなって…

思いましてぇー

書こうと思います!

気分屋で申し訳ございません🙇

それじゃあ本編 Let's Go!

住宅地を歩く、二つの影がある。

太宰

敦君、本当に此方であってるのかい?

僕の横を歩きながら云う彼の名は、太宰治。黒い蓬髪に、砂色の長外套を着ていて、首と腕に包帯を巻いている。

同じく武装探偵社の社員であり、 先輩。そして僕に"居場所"を与えてくれた人だ。

あってるはずです、!

そう云いながら手に持っている紙を何度も見なおす。僕、中島敦は太宰さんと一つの住宅地に来ていた。

昨日、太宰さんに翠ちゃんのことを調べて欲しいと頼まれた。

太宰さんが翠ちゃんから聞いた情報をもとに、僕は"今生"の翠ちゃんについて調べた。

それにしても翠ちゃんが云っていた"研究施設"が潰れてたなんて…

太宰

仕方ないよ、彼女が云っていた"少年"が引き継ぐ予定だったらしいからね、

そうですね…、…

僕と太宰さんは翠ちゃんの家に向かっている。

でもどうして急に翠ちゃんの情報を?過去や異能力については本人が話してたじゃないですか?

太宰

彼女自身も知らない事はあるからね、

太宰

本人を知ってそうな人に聞くのが一番だ

それはそうですけど、

太宰

それに、動くなら早めにしておかないとね

太宰

私達が知りたい情報を、ポートマフィアが簡単に手に入ったとしても、私達が知ったら意味ないだろう?

はい、

太宰

だから彼等は情報源を潰していく

その情報源って……

太宰

嗚呼、此れから私達が向かう先だ

道中、太宰さんはこんな事を云った。

太宰

彼女の異能力は、決められた死まで永遠と生を与えられる、

太宰

翠ちゃんはさ、簡単に云えば「期間限定の優良物件」なのだよ

優良物件、、?

太宰

他者はその期間が何時までなのか、どれほど使えるのか情報を得ようとする、

それは、まぁ…

太宰

もし翠ちゃんがポートマフィアの手に陥ったら、使えるだけ使って捨てるだろうね

なっ…!

そんなのあんまりです…

太宰

ポートマフィアだからね、だからこそ…

私は彼女を推すのだよ

……、

(太宰さんは翠ちゃんを助けようとしてるのか…?)

(僕の時みたいに……)

入社試験、合格すると良いですね

太宰

するさ、彼女なら

え?どうしてですか?

太宰

彼女は死を何度も経験している、その所為で死がどれ程のものなのかを理解しているのだよ、

太宰

だからこそ、何も持たない他者の命を扶けられる

太宰

救えるのさ、

救える…

太宰

だが……

太宰

知りすぎた

え?

太宰

知りすぎた故に、自らの命を軽く感じてしまう、

太宰

だから自分を殺そうとする相手の命をも、

軽く感じてしまうのだよ___

バンッ…

ふ…、

銃を撃った少女は、笑みをこぼす。

バンッ…バンバンッ

ふふふ…っ

バンバンバンッ

羨ましい…っ

なんて…

なんて贅沢なのっ…

翠ちゃんがバンバン撃ってる一方、太宰さん達は翠ちゃんの家に向かってます…!

無事にたどり着けるのでしょうか…!?

(ちなみに少年は拍のことだけど、拍との生活もそこまで詳しく話してないし、彼が幻覚だってことも、翠ちゃんが好きだったこともみんな知らないよ☆)

次回は翠ちゃんの家に行きます!(?)

楽しみにしていてください!

♥️宜しくお願いします!!

貴方が私を殺して__。

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コメント

2

ユーザー

…翠ちゃん…過去の太宰さんと化してた…?

ユーザー
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