夜、明日はオフの2人のLINE
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【iw】 いきなり寝室のドアが開いて、腰を抜かしている俺の前に現れたのは満面の笑みの佐久間。 「はあーい♡」 「ねえ!!!何してんの!?まじ何してんの!?」 「お部屋とお布団あっためておきまちた♡」 理解が追いつかない俺に向かってピースしてくるこいつは悪魔なの? 「いや意味分かんない!どうゆう…は?なに?なんでいんの?いつからいんの?えっまじむかつくんだけど」 佐久間で良かったって安堵と、何してくれてんだって怒りと、今夜一緒に過ごせる喜びと…あとまだ少し残ってる恐怖とで感情はもうぐちゃぐちゃ。 「仕事終わって直行しやしたァ!」 そんな俺の感情はまるっと無視して元気に敬礼してる悪魔、もとい佐久間。 「お風呂と冷たいお水頂きやしたァ!」 「もーーーーーー!!!」 「お風呂沸かしてたのに上手く誘導できなかったのざんねーん」 「うざすぎる…」 何もかも思い通りに動かされた自分が恥ずかしくて膝を抱えて蹲ると、目の前に陰が落ちた。 佐久間が膝をついて覗き込んでいる気配がするけど、涙目を見られたくなくて顔を上げられない。 「氷きれてたから買っといたよ」 「・・・」 「ん?」 「それはありがとう…」 なんでこんな仕打ちを受けた俺がお礼を言わなきゃいけないのか納得はいかないけど、頭を撫でられて少し心が和らいだ。 顔を見て安心したくて少しだけ視線を上げると、俺の手を取って佐久間が微笑む。 「にゃは!明日楽しみだね!」 「まだ気持ちの整理追いついてないから普通に会話始めないで」 「手震えてるじゃん」 「ほんとうるさい」 黙ってほしくて佐久間の腰を抱え込んで寝転ぶ。 こんな情けない姿他の誰にも見せられない。 「ごめんてー明日まで待ちきれなくてついね」 優しく頭を撫でられる度に少しずつ恐怖心が薄れていく。 愛しそうに話す声、愛しそうに触れる手、むかついていたはずなのに簡単に絆されてもっと、もっとと抱き締める手に力を込める。 「来てたなら言ってよ…普通にただいまって言いたかった」 「うちの照が可愛すぎてどうしよう」 「ちょっと黙って」 少しだけ残ったプライドで悪態をつくと頭上で佐久間がうーんと唸る。 「慰めいらない?」 熱っぽい声で耳元で囁かれて、バッと起き上がる。 「いる!」 「んはっ!素直で可愛いね、おいで?」 「…ん」 両手を広げる佐久間に今度は正面から抱きつくと、 「ひーくん怖かったねえよちよちよちよち」 まるで大型犬を撫でるように頭や背中をわしゃわしゃと撫でられた。 「ねえ!思ってたのと違う!」 「ごめん可愛くてつい」 可愛いのは佐久間のはずなのに。 いつもこいつのペースにのせられて、本当は俺がリードしたいのにこんな時間も嫌いじゃなくて。 振り回されてもいいから1秒でも長く一緒に居たいと思う気持ちは募るばかり。 「てかせっかく同じ空間にいたのにLINEで話してたとか普通にもったいなすぎる」 「そう?楽しかったけど」 「お前はな」 「まあまあまあ、せっかく一緒にいるのに喧嘩するのもったいないし仲良くしよ?」 「それ、お前が言う?」 拗ねた顔を見せるとまた愛しそうに笑って、両手で俺の頬を包む。 その顔をずっと見ていたくてじっと見つめていると、唇に触れるだけの優しいキスをされた。 「おかえり、照」 「…ただいま」 こいつには一生敵わない。 負けっぱなしでもいいから、こんな日がずっと続けばいいと願いを込めて、もう一度強く抱き締めた。
コメント
2件
めちゃくちゃかわいいです( * ॑꒳ ॑*)♡ リアルにこんな事してそう- ̗̀( ˶'ᵕ'˶) ̖́-