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32 - 【31話】氷川真昼⑨/新しい

♥

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2024年10月22日

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真昼

【31話】

絵斗と出会ってから、 真昼に少しずつ感情が戻って来た

以前は淡々としていて 付き合いも悪かったため

クラスでも影の薄い存在だった

だが、絵斗と軽口を 叩き合うようになり

次第に他の人とも話すようになった

しにがみ

今日の帰り、どこか寄りません?

ぺいんと

真昼も行くっしょ?

真昼

うん。もちろん

トラゾー

あー…やば、50円足りない

真昼

僕貸すよ?

トラゾー

マジで?ありがと!

トラゾー

明日返す!

クロノア

…あ…絵斗から聞いたんだけど

クロノア

真昼、めっちゃゲーム上手いらしいね

しにがみ

ほんとですか?

ぺいんと

や、こいつマジ上手いから

真昼

おーきにw

真昼

今度皆でやる?

トラゾー

えっ、それ良いじゃん

トラゾー

フレンドコード教えてよw

真昼

えぇで〜。交換やね

出逢いがきっかけで、 真昼の本来の性格が出てきた

穏やかで優しい…そんな彼が

数週間後

真昼は、母親が再婚する ことを告げられた

正直そこまで興味が無い

元々母親のことは嫌いじゃなかったし (母親だけは自分の意見も 聞こうとしてくれていたから)

前みたいな父親で なければ、誰でもよかった

再婚相手(wt達)が来る当日

真昼

(なーんてこともあったなぁ…)

真昼

(…今こうして、僕が他人と関われてんのは)

真昼

(紛うこと無く…絵斗のおかげや)

真昼

(ま、感謝すると調子乗るから)

真昼

(もう絶対言わんけど)

ぺいんと

「真昼ー?生きてる?」

真昼

「あ…ん、まだHP半分あるで」

ぺいんと

「死んでボイチャ切れたかと思ったじゃんw」

真昼

「ごめんごめんw」

真昼

「ちょっと…考え事してた」

ぺいんと

「何の?」

真昼

「……言わん」

ぺいんと

「なぜ!?w」

真昼

「言ったら絶対調子乗るし…」

ぺいんと

「あー、はいはい。ツンデレね」

真昼

「もう一生言わんわ」

ぺいんと

「ごめんてw」

真昼

「…絵斗」

ぺいんと

「?」

真昼

「絵斗が居らんかったら、僕…」

真昼

「もっと生きるの辛かったと思う。」

彼と出逢わなかったら、 自分はどうなっていたか分からない

自分で居られてるのか… はたまた生きているのか

ぺいんと

「…何それ、」

ぺいんと

「俺もしかして…安定剤だと思われてる?」

真昼

「ふはっ、そうかもw」

ぺいんと

「無いよりはマシ的存在ね〜w」

ぺいんと

「…んま、それで良いよ」

ぺいんと

「最終的になんとかするのは、自分なんだし」

真昼

「せやな…。これからは、自力で頑張ってみる」

ぺいんと

「俺、真昼に期待してるからさw」

真昼

「やめてやw、性格悪いなぁ」

そう言いつつ、彼からの 期待は何も嫌じゃない

ぺいんと

「え゙ぁっ!?」

真昼

「ビクッ…何?」

ぺいんと

「ごめん…死んだ…」

真昼

「はっ!?」

ぺいんと

「違う、角待ちされてたんだって!」

真昼

「僕と話してるからやろ!」

ぺいんと

「話広げて来たのそっちじゃない!?」

真昼

「どのへんに居るん…?」

真昼

「蘇生行くから、ちょい待っとって」

ぺいんと

「結構遠いっす…。」

真昼

「もう…w」

1階から母親の声が聞こえる

「真昼ー!そろそろ再婚相手の 人達来るから来て〜!」

真昼

「…あ、呼ばれた」

ぺいんと

「よし。終わった俺」

真昼

「まぁちょうど試合終わったし…」

真昼

「なんて言われたか聞こえた?」

ぺいんと

「いや?何も」

真昼

「そっか、じゃあ今日はここまでな」

ぺいんと

「おっけ〜。」

ピロンッ

真昼

カタッ…(ヘッドセットを置く

真昼

(…また、新しい出逢いがある)

真昼

(どんな人か全然分からんけど…)

真昼

(別に楽しみでもないけど…)

真昼

(…僕も海に出たいから)

真昼

(早く追いついて…風を探したい)

真昼

(何かあったら逃げれば良い)

真昼

……

真昼

(よし、行こか。)

今日から家族が増え、他にも 変わることがあるかもしれない

また新しく、何かが変わる。

ピアノ好きな優等生から抜け出し

鎖を外そうとしている少年…氷川真昼は

そんな予感が止まらなかった

真昼

今回はここまで

主)真昼さんの過去編はここで終わり!

結構長くなってしまったw

いつもとは違う感じで書いてみました〜

真昼

ありがとうございました〜
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