- ○○視点 -
泣き出してから、30分 くらい経ったかな。
それでもおっぱは、 暖かいその体温を、
私に注ぐかの様に 抱きしめてくれていた。
その優しさと親切さに、
いつしか、胸が高鳴る 様になっていたんだ。
🍒くぷす.
心配そうな顔が、 私を覗き込む。
抱きついてるからこそ、
余計に心臓は早く なっていくみたい。
○○.
こんなに早い心臓が、
おっぱに聞こえて ないか心配で。
私の腰にあったおっぱの 手を、そっと離す。
🍒くぷす.
少し申し訳なさ気に 笑ったおっぱは、
そのまま、 私の瞳を見つめた。
🍒くぷす.
🍒くぷす.
🍒くぷす.
犬の耳が垂れ 下がったかの様に、
しゅんとなって しまうおっぱ。
彼の勘違いで 落ち込んでる事が、
何よりも私には辛くて。
・・・でも、 何も言えなかった。
○○.
○○.
この場にいるのが なんだか気まずくて。
出て行こうと ドアを開ける私の腕を、
おっぱは優しく、 でも強く握りしめる。
🍒くぷす.
🍒くぷす.
🍒くぷす.
必死に思う気持ちを 目で伝えながら、
こんな簡単に、 堕ちる様な台詞を言う。
なんでか 今はわからない。
でも、
優しさに溢れた体温。
私を見つめる眼差し。
彼が言う 1つ1つの言葉に、
心臓は、早まっていく ばかりなんだ ——
○○.
熱い思いに負けた私は、
彼の言葉を、 すんなりと受け入れる。
🍒くぷす.
「あ、笑った」
彼が笑う度に、 私の心臓は呟く。
🍒くぷす.
🍒くぷす.
○○.
彼が外なんかに出たら、
周りは大騒ぎどころでは ないんじゃないだろうか。
・・・って思った心は、
すぐさまどこかへ 消え去っていった。
○○.
この幸せに溢れた 今の空間が、
この初々しい私の思いが。
後に、どんどん破壊 されていくなんて、
私には、思いも しなかった ——
- 「マネージャー生活」 16 -
- 終わり -
コメント
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ほっふぅ……、やってんねぇ(何が???????????)
ぐっへへへへ
待ってました!! いや~相変わらず最高ですね~!! 続き楽しみに待ってる!