アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
教室
祟
祟
随分と長いこと寝ていたのか 外はすっかり夕焼け空に 覆われていた。
祟
周囲を見渡すが誰もいない。
祟
俺は無人の空間を 不気味に思い、足早に 教室を後にした。
廊下
祟
いつもは賑わっている 廊下も今はガランとしている。
祟
俺は思い切って声を 出してみたが 誰も応答してくれない。
祟
祟
俺は僅かな希望を胸に オカ研に向かおうとした。
その時、俺と向かい合う ように廊下の奥に誰かが いることを確認した。
俺は一安心したが それはすぐに不安に 変わった。
???
祟
体格的に男だと思うが その姿は大きなノイズ化を しており、とても嫌なものを 感じた。
俺は思わず逃げようとしたが 恐怖に支配されて 足が動かなかった。
そうこうしている内に 男は俺のそばまで来ると こう呟いた。
???
その声は低く 周りの空気が 重く感じた。
祟
そう男に問いかけた時だった。
祟
祟
俺は教室で目を覚ました。
時刻は16時55分、 教室には少しだが 生徒が残っている。
祟
祟
俺は色々な安心と同時に あの男が言ったことを 思い出した。
祟
祟
そう考え、座席から 立とうとした時に クシャッと何かを 握ったような感覚があった。
祟
祟
祟
祟
今日は7月8日... 時刻は16時57分...
祟
俺は教室を飛び出すと 職員室に向かって 廊下を爆走した。
職員室
祟
時刻は16時58分、 何とか間に合った。
祟
祟
教師A
近くの先生に聞いて 暫く待っていると 返ってきたのは 予想してなかった言葉だった。
教師A
教師A
祟
教師A
教師A
祟
教師A
するとその先生は他の先生に 確認を取ってくれたが、 やはりそんな先生は 存在しないと言う。
祟
俺は狐につままれたような 気分で職員室を後にした。
廊下
祟
祟
そんなことを考えていると 後ろの方で誰かが俺のことを 呼ぶ声が聞こえた。
聞き覚えのある声だったため 振り返るとその人物は 腕を組んで立っていた。
涙
涙
その人物は学校には 存在しない筈の 六道先生だった。
そんな言葉を 無視するように 俺は言った。
祟
涙
俺の言葉を聞いた 彼女は僅かな沈黙の後 ニヤリと笑って言った。
涙