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大吾
桐生さん、それでは。
桐生
あぁ、わざわざありがとうな。
大吾
桐生さん。
桐生
何だ？
大吾
あの榊原の娘の件、ご検討ください。
桐生
､､､わかったよ。
扉を開ける
桐生
ただいま。
可憐
すぅ､､､すぅ､､､。
桐生
(寝てるのか､､､。)
可憐
ん､､､？桐生､､､さん？
桐生
あぁ、ただいま。
桐生
真島の兄さん達は？
可憐
もう帰ったよ､､､？
桐生
そうか、後で礼を言わないとな。
可憐
桐生さん､､､
可憐
ん､､､
桐生
ん？
可憐
ん､､､！
桐生
ん､､､？
可憐
､､､ん！
桐生
か、可憐、そんなに腕広げてどうした？
可憐
､､､もーっ！
ﾑｷﾞｭ
桐生
おっ！お、おい､､､どうした？
可憐
ふぅ､､､落ち着く､､､。
桐生
寂しかったのか？
可憐
うん、寂しかった。
桐生
そうか、すまなかったな､､､。
可憐
でも、居てくれただけで幸せだよ。
桐生
え､､､？
可憐
あたし、ずっとこうするの待ってたから､､､。
可憐
桐生さんじゃないと、いやだから。
桐生
か、可憐、お前顔赤いぞ？
可憐
うぇ､､､？そうかなぁ､､､？
桐生
ん？
テーブルにほろよいの缶がある
桐生
お、お前まさか、酒呑んでたのか？
可憐
うーん？そうだよ。
桐生
お、おい､､､お前なぁ､､､。
可憐
ん〜､､､？
可憐
なんかふらふらするぅ〜､､､？
桐生
眠いか？
可憐
にぇむい〜、寝たい､､､。
桐生
ひとりでベッドまで行けるか？
可憐
いけないよ〜、助けて〜桐生さん。
桐生
わかったよ、一緒に行こう。
桐生
(この後大丈夫か､､､？おっかねぇ事起きねぇよな？)
桐生
ほら、ついたぞ。
可憐を寝かす
可憐
んー､､､心地良い､､､。
桐生
お休み、可憐。
可憐
ん〜､､､おやすみー､､､。
桐生
､､､。
桐生
ふぅー､､､。
桐生
(流石に疲れた､､､。)
桐生
(えっと、タバコは､､､胸ポケか。)ｽﾁｬ
タバコに火をつける
桐生
ふぅ〜､､､。
桐生
(生き別れの娘、か。)
桐生
(生き別れの娘とはいえ、遥みたいに孤児院に居た訳でもないだろうか？)
桐生
(､､､まさかな。可憐は彼氏がなんとかで家に来ている。生き別れの娘とはまた違うはずだ。)
桐生
(､､､だが、それとは別に可憐の親とはどうなのかが知らない。)
桐生
(こんな仮説は猫でも信じられないな。)
桐生
(どっから当てを探せばいいんだか､､､。)
家のチャイムが鳴る
桐生
ん？何だ？
宅急便
宅急便です！
桐生
ん？あぁ、ありがとうございます。
宅急便
ここに本人確認の空欄がありますので、名前記入をお願いします。
桐生
はい。
宅急便
ありがとうございました。
桐生
さて､､､どうするか､､､？
桐生
(荷物なんて頼んだ記憶がないんだが､､､。)
桐生
(､､､開けてみるか。)
箱を開ける
桐生
これは､､､？
桐生
(ペンダントだと､､､？)
桐生
(送り先は、俺か､､､。)
桐生
(送り主は､､､書いてない。匿名配送かよ､､､。)
桐生
(という事は､､､匿名配送した奴は、俺の住所を知ってる訳か。)
箱にまだ何かある
桐生
これは､､､手紙？
愛する娘 奏美へ 奏美、この間はお母さんとの喧嘩で怒鳴ってごめんな。お父さんはあの時、結構色々と追い込まれていてな、奏美の事を気にしてやれなかったんだ。それに、喧嘩が原因でお父さんはお母さんと離婚する事になったんだ。奏美の事はお母さんが引き取る事にした。お母さんには、こんなに情けなくて本当にごめんなって、伝えておいてほしい。もし、お父さんに会いたいなら神室町の雑貨ビルで仕事をしているから、そこに行きなさい。こんな勝手な父親で奏美、本当にごめんな。
桐生
奏美､､､だと？
桐生
知らない名前だが､､､
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作品ページ
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