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猫屋敷古物商店の事件台帳

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猫屋敷古物商店の事件台帳

37 - 猫屋敷古物商店店主より読者の皆様へ

2025年12月05日

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千早

さて、深淵の淵よりこちらをご覧の読者の方々。

千早

急遽、舞い込んで来た査定ではございましたが、どうやら【いわく】の根源は特定できたようでございます。

千早

金というものは、いついかなる時代においても人を狂わせ、そして翻弄するものなのですね。

千早

結局、それがなければ人は生きていけませんから。

千早

しかしながら、あぶく銭はあぶく銭。

千早

悪銭身につかず――とも申しますし、不当にそれを得ようとする人間には、当然ながら報いというものが生じます。

千早

一体、誰がどんな方法を用いて、金庫からお金を盗ったのでしょう?

千早

もちろん、一里之君はやっていない――と、友人のポジションから助言させていただきます。

千早

ちなみに余談ではありますが、最近チョピに似た黒猫を集落で見かけるようになりました。

千早

似ている――と言えども、元が黒猫ですから、家族である私にしか区別がつきません。

千早

愛着があれば、仮に瓜二つの黒猫でも、区別することができるのです。

千早

さて、では店長さんは――いいえ、一里之君を含む登場人物の皆さんは、果たして手提げ金庫に愛着など抱いていたのでしょうか?

千早

こちら、大ヒントとなってしまいますので、これくらいにしておきましょうか。

斑目

……よく最後まで黙っていられましたね。

一里之

いや、立場が立場だし、あんまり彼女を茶化しても得はないと思って。

千早

そこ――聞こえてますよ。

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