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〇〇

あれは、寒くて凍えるような雪の日の事だったかな___

四ノ宮キコル

……うん

〇(部活帰りだったの。体は疲れ切っていてへとへとでね。足取りも遅くって。

〇(部活が終わったのは6時半だったけど、家に着いたのは7時だった。

〇(いつもならどんなに遅くても6時40分に家に着くように帰るんだけど。7時を過ぎたらお母さんに叩かれるからね

〇(でもその日はお母さんのパートがある日でゆっくり帰っていたの。

〇(お母さんがお仕事を休んでいたことも知らずに。

〇(家に着いて、ドアを開けたらガラスコップが飛んできたの。耳元で割れて、破片が散って耳にかすって血が出て。

〇(私、何が起きたのか理解出来なくて。腰が抜けてその場に座り込んだの。

お"い"!!!!

お前、今何時だと思ってんだよッ?!?!!

3年前の〇〇

お、あ母さ……、?!

3年前の〇〇

なんで、お仕事、は……??

アタシが帰ってきた理由なんでどーでもいいだろ??!!

そんな事より、なんでお前こんなに遅いんだよ!!!

3年前の〇〇

ぶ、部活、で疲れてて……、

言い訳の前にまず「ごめんなさい」だろ?!?!!

〇(お母さんはそう言って私の髪を掴んで、廊下に引きずり出した。

〇(目的地はどうやらお風呂場のようで、何をされるか瞬時に理解した私は必死に抵抗した

3年前の〇〇

い…嫌ッ!

3年前の〇〇

ごめんなさい、気をつける、!!次から気をつけるから、許してください!!!

こうしねぇと繰り返すのが分かりきってんだよッ!!!

アタシがいなかったら帰りが遅くなっても何してもいいわけじゃねぇだろうが!!!

〇(お母さんはそう叫んで、お風呂場のドアを勢いよく開けた。

〇(そのまま、お湯が張っていた湯船に私の顔を突っ込んだ

〇(突っ込んでは引き上げてをずーーっと繰り返してて。

〇(何分か過ぎた後、私はようやく解放された。

3年前の〇〇

……ッ、ゲホッゲホッ、!!!

3年前の〇〇

ヒュー、ヒュー、……ゲホッ

……チッ、

〇(久しぶりの酸素に、私は貪るように呼吸をした。

〇(苦しかった。何度か水を飲み込んでしまっていて。本当に苦しかったの。

3年前の〇〇

…ハッ、はぁはぁ、お母、さ…

アタシに話しかけんな

ウザイんだよ存在も何もかも

気分悪い。寝る。お前、次はねえからな?

〇(私の顔はぐっしょりと濡れていて。それはお湯なのか涙なのか鼻水なのか自分でも分からなかった。

〇(お母さんは去り際、私を2、3回ぶってからくるりと背を向けてお風呂場を出ていった

〇(私はしばらくボーッとしてたんだけど、ハッとなって慌ててお母さんを追いかけたの

〇(なぜだかそうしなきゃならない気がして……

〇(お母さんはリビングのドアに手をかけようとしていた。お母さんの足取りは重かった。

〇(私は声をかけた

3年前の〇〇

お母さ_____

 

ズズゥゥン!バキバキッ!

 

〇(お母さん___いや、家が潰れたのはその時だった。

 

続く

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コメント

5

ユーザー

くっそ、1コメ目取れなかった~😭、てか今回も最高すぎな!?!?まじでReyちゃんの夢小説好きすぎ🫶🏼💗

ユーザー

え、お母さん許せんのだが? 虐待反対!! 終わり方プロってる(´。✪ω✪。`)

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