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素敵な日アメありがとうございました!語彙力皆無なコメントになってしまいますが、もう最高過ぎて最高でした!
ストーリーが天才すぎます!
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灼熱の疼痛に、水を求め泣き喘ぐ。
炎の間から、お前が近づいてくるのが見えた。
恨み言でも言うのか、それとも嘲笑するつもりか。
お前は表情を見せることも屈むこともなく言う。
アメリカ
後悔が滲むその声は震えており、最期に聞くには後味が悪いものだった。
だから何だ、許せと言うのか。
矛盾に塗れた正当化に反吐が出る。
しかしその中で、自分は悪くないという自意識だけが一貫性を持っていた。
そのとき感じた煮えたぎるような憎悪を、私は今も忘れられない。
貴方の両腕を掴み、貴方の両手を私の首に当てる。
絞めるよう促し貴方の腕を離すと、貴方も私から手を離してしまった。
拒否しようとするあたり、よっぽど嫌なのだろう。
貴方は顔を背け、首を左右に振っている。
私から逃げようとする姿が憎らしい。
貴方は既に青褪め、辛そうに震えた呼吸を繰り返している。
病症は悪化するばかりだが貴方は誰にも助けを求められない。
そう思うと、あんなに憎かった貴方が何故だか愛おしくて仕方なかった。
アメリカ
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そう言うと、貴方は戦々恐々としながら此方へ視線を移す。
そのまま反論することなく、両手で私の首を包んだ。
苦痛を感じさせないほど緩く優しく、まるで抱擁されているような心地がする。
これで絞めているつもりなのだろうか。
それでも私は特に咎めることなく、涙目の貴方を見つめる。
すべて自業自得だと、自分を責め苦しむ貴方を見られればそれでいい。
それだけで、呪いのように私に付き纏う憎しみが軽減されるような気がした。
首を包まれるだけでも血流は阻害され、脈が遅くなっていくのを感じる。
このまま死んでしまえば、貴方はもっと苦しむだろうか。
アメリカ
耐え兼ねたのか、突然私から手を離し泣き出してしまった。
もう一度と貴方の腕を掴み、手を私の首へと押さえ付ける。
日本
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悲痛な声を上げる貴方は、発汗し俯きながらがくがくと震えている。
何故私はこんなことをしているのだろうか。
貴方の罪悪感と恐怖心を刺激する最低な手段を使ってまで、何がしたいのだろう。
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貴方への恨み言を淡々と並べながら、自らの感情を整理する。
あの日罪悪感から逃げようとした貴方への憎悪を、私は消そうとしているのだろうか。
そうならば、私は貴方を許したいだけなのかもしれない。
これは貴方への憎悪を処理し愛情を表現する唯一の方法であったといえるだろう。
アメリカ
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酸欠になる前に薬を飲ませようと、貴方の腕を離し立ち上がる。
引き出しの中の包装シートからロラゼパムを数錠出し貴方に手渡した。
アメリカ
急いでそれを噛み嚥下する貴方の背中を申し訳程度に摩る。
すべて飲んだと確認すると、私は涙や汗に塗れた貴方の顔を此方へ向かせた。
日本
きっと私はどうかしている。
しかし異常と理解していようと、罪悪感に蝕まれ壊れていく貴方が愛おしい。
私だって普通に愛せるものならそうしたかった。
私が貴方の隣にいる限り、貴方は苦しみ続けるのだろう。
だからこそ、私は貴方に執着し続ける。
私を狂わせたのは貴方なのだから。
終
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