架恋
放り出されたのは、 弾力性のあるスプリングの 上だった。
架恋
山名
架恋
山名先生が車より持って きたボストンバッグから ロープを取り出し、
私は手足を 戒められてしまう。
架恋
山名
山名
架恋
先生はバッグから何やら 機材を取り出し、ベッドの 脇にセットしてゆく。
架恋
架恋
架恋
恐ろしさに歯の根が 合わず、カチカチと 音をたて始める。
架恋
山名
カメラを覗いていた 山名先生が立ち上がり、
ベッドに上がってきた。
架恋
山名
山名
架恋
架恋
先生が私の首元に 手を伸ばしてきて……
架恋
タイを解いた先生は、 それからシャツのボタン にも手をかけた。
ボタンがプチプチと 腰の辺りまで外されてゆき、
ブラに覆われた胸が 露わになる。
架恋
山名
山名
先生が手を伸ばし、 私の胸に――
架恋
架恋
私は喉も裂けよと ばかりに叫んだ。
――そのおぞましい手に、 指一本だって 触れられたくない!!!!
架恋
その時、小さな電子音が したかと思うと すぐにドアが開き、
続くガレージの ほうから、誰かが 部屋へ駆け込んできた。
苑原
私はその人物を見て、 涙に濡れる瞳を大きく見開く。
架恋
苑原先輩は勢いのまま ベッドへと上がり、
私に覆い被さるようにして、 先生から遠ざけてくれた。
そして、続いて入ってきた 二人の人物が、先生の両腕に 手をかけ拘束する。
架恋
苑原
苑原先輩は私に上着を かけてくれながら、 そう教えてくれた。
架恋
私は息を呑む。
架恋
架恋
苑原
苑原
苑原
架恋
苑原
苑原
架恋
私は震える手を伸ばし、 先輩にしがみついた。
今は誰かに触れていないと、 体の震えが治まりそうにない。
苑原
苑原
架恋
苑原先輩が、私の背に 手を置いて、やさしく 撫でてくれる。
――何度も、何度も……
先輩は、私が落ち着くまで、 そのやさしい手のひらで、
私の震えを ずっと、 宥めていてくれた……
コメント
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でもやはり先生タイプなんだよなぁ〜。
先生ざm((殴