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桃
先生ｯころんは、ｯｯ
紫
ｯｯ
先生
申し訳ありませんｯ。
先生
今晩が山場だとｯ
先生
本当にすみませんｯ
橙
そうですかｯｯ
橙
謝らないでくださいｯｯ
紫
ありがとうございましたｯｯ
桃
先生、ころんに、合わせてもらうこと出来ますか
先生
もちろんです。ｯ
赤
うぁ、あう？
紫
大丈夫、大丈夫だからねぇﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
ころん？
桃
ころんｯ？
橙
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
黄
にぃーちゃ！
黄
ころにぃー！
橙
ごめんなぁ、るぅとﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙
ごめんなぁ、ころんｯｯ
紫
うあｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙
なーくんｯ
桃
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
ころん？
桃
よく、頑張ったなぁﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
痛かっただろ、
桃
辛かっただろ
桃
ごめんなぁ、早く気づいてあげられなくて
兄ちゃん失格だな
青
(そんなことないよ)
青
(大丈夫だよ)
桃
なんで、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青
(だってさとみ兄は、)
青
(助けに来てくれたでしょう？)
青
(いや、小さい頃に兄ちゃん達と遊んでくれたでしょ？)
青
(僕ねめっちゃ楽しかったんだよ！)
桃
そっか、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青
(うんだから、大丈夫。)
赤
にいーちゃ！
赤
にいーちゃ？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
莉犬、
桃
おいで
赤
うﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
ころにいと、今日でばいばいだよ
紫
なんでそんな事言うのﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫
まだ、まだ！
橙
なーくん、
紫
だってまだ、ころちゃんは生きてるもんﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫
死んでないﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
なーくんがここまで情緒がおかしくなるのは
これが初めてだと思う。
それほど嫌だったんだ。
ころんとお別れするのは
黄
ゔーﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙
るぅちゃんもﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
山場だって言ってたろ
桃
もう、手遅れなんだよ
桃
治療も
桃
俺たちの仲も
紫
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫
嫌だよぉﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
先生
0時56分、ころん様永眠です。ｯ
この日俺らは永遠と泣いていた。
ずっと、ずっと
後日
今日はころんの部屋を掃除している
家族みんなで。
桃
これなんだ？
桃
絵？
紫
さとみくんどうしたの？
桃
ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙
どうしたん？！
桃
この絵見て
紫
あ、これ、
紫
楽しそうだねぇﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙
この絵の中ではなﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
それは家族みんなで仲良く花火を見る絵だった。
桃
こうが、良かったなぁﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
紫
さとちゃん、
もしかしたら、立ち直れないかもしれない
思えば俺たちは、るぅとや莉犬に構ってばかりだったかもしれない
ころんには我慢させてたかもしれない
桃
ごめんな
桃
ころん
赤
おはよー！兄ちゃんたちぃ！
桃
はーい笑おはよ
紫
朝から元気だねえ
橙
ほんまなw
黄
おはようございます！
紫
るぅちゃんおはよぉ！
桃
ほらー、朝飯食べてけー
赤
はーい
赤
あ、ちょっと待って
赤
ころ兄！朝ごはんだよー！
赤
おはよう！
黄
おはようございます！
桃
偉いな
あれから俺たちは何度かすれ違い
何度もの後悔したが、
今はころんが天国で楽しくやれてることを祈りながら過ごしている
それはみんな同じで、
だからこそ、仏壇に向かって毎朝挨拶するのだ。
いつまでも、家族だから。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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