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紺君は、秋から学校に復学する予定だった
本当は、8月には帰国して、私とたくさん思い出を作るという約束もしていた。
綾子
綾子
せっかくわざわざ図書館で読書を楽しもうと思ったのに、逆効果だ。
紺君が側にいない現実と向き合わなければならない。
綾子
綾子
確かにインドに着いてすぐに、電話はあった。でもそれは一度きりのことだった。
インドには、まだまだ携帯電話が使えない地域も多い。
綾子
綾子
気がつくと、いつの間にか、紺君の家の方向へと歩いていた。
綾子
紺君は、お母さんと二人暮らしだった。
優しい紺君は、付き合い始めてすぐに、自分から家に招待して、お母さんにも会わせてくれていた。
綾子
迷ったけれど、紺君を案ずる気持ちには勝てなかった。
そのまま紺君の家まで突き進んだ私は、勇気を出してインターホンを押した。
紺君のお母さん
綾子
紺君のお母さん
紺君のお母さん
紺君のお母さん
久しぶりに見た紺君のお母さんは、やつれていた。
綾子
紺君のお母さん
綾子
紺君のお母さん
紺君のお母さん
紺君のお母さん
綾子
紺君のお母さん
紺君のお母さん
綾子
私は、日本とインド、それぞれの大使館の連絡先を教えてもらい、家まで疾走した…
綾子
綾子