TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

〜放課後〜

優斗(ゆうと)

失礼します。

体験入部です。

優斗(ゆうと)

(初日から体験入部とか、さすが超名門校…)

優斗(ゆうと)

誰もいない?

涼介(りょうすけ)

失礼しまーす。

涼介(りょうすけ)

優斗じゃん。

優斗(ゆうと)

涼介君、涼介君も家庭科部に入るの?

涼介(りょうすけ)

あぁ、料理が苦手でな。

優斗(ゆうと)

へぇ、そうなんだ。

涼介(りょうすけ)

そう言う優斗は、なんで家庭科部?

優斗(ゆうと)

僕も料理が苦手なんだ(嘘)

優斗(ゆうと)

(あの6人に会わずに済みそうだからなんて、言えない…)

涼介(りょうすけ)

……………。

涼介(りょうすけ)

あのさ、俺お前と二人になったら聞こうと思ってたんだけど…

ガラガラ

先生

遅くなって、ごめんなさい!

優斗(ゆうと)

先生!

先生

あら?貴方達なの?

優斗(ゆうと)

みたいですね。

先生

あ、そうだわ、優斗さん体験が終わったら職員室にいらっしゃい。

先生

先生これから会議だから、ボードにすること書いておくわ。

先生

それ見てやってね。

ガラガラ

優斗(ゆうと)

じ、じゃあ早速

優斗(ゆうと)

ん?えっと…

涼介(りょうすけ)

「二人で協力してコーンスープを作ってね」

優斗(ゆうと)

「材料は、用意してあるからそれを使ってね」

優斗(ゆうと)

「出来上がったら、二人で飲んでもいいよ」

涼介(りょうすけ)

「先生も出来たら欲しいな」

優斗(ゆうと)

えぇぇぇぇ〜

涼介(りょうすけ)

はぁ〜〜〜〜〜!

涼介(りょうすけ)

とりあえず作ろうぜ。

優斗(ゆうと)

うん。

グツグツ

コトコト

優斗(ゆうと)

出来たね。

涼介(りょうすけ)

…………。

涼介(りょうすけ)

料理が苦手にしちゃあ手慣れてるな。

優斗(ゆうと)

っ!偶然だよ…

涼介(りょうすけ)

とりあえず、飲むか

優斗(ゆうと)

うん。

涼介(りょうすけ)

うわっ!うまっ!

優斗(ゆうと)

おいしい…

涼介(りょうすけ)

…………。

優斗(ゆうと)

ねぇ、さっき聞こうと思ってたことって何?

涼介(りょうすけ)

お前、女だろ?

優斗(ゆうと)

えっ?い、いやいやそんな訳ないじゃん。突然何言い出すの?

優斗(ゆうと)

(なんで、なんでばれたの?)

涼介(りょうすけ)

ふ〜ん ジリジリ

優斗(ゆうと)

……。スススス

涼介(りょうすけ)

じゃあ、聞いていいか?

優斗(ゆうと)

な、何?

涼介(りょうすけ)

ガシッ 男にしては、細い腕だよな〜

涼介(りょうすけ)

(少し力を入れてみるか…)ギュッ

優斗(ゆうと)

いっ!

涼介(りょうすけ)

おっと、悪い

涼介(りょうすけ)

でも、今俺そんな強く握ってないよ

優斗(ゆうと)

えっ?

涼介(りょうすけ)

なんか、全体的に細くて小さいよな〜

涼介(りょうすけ)

腰辺りも括れてるし?身体全体が柔らかいし?

優斗(ゆうと)

(いや、さりげなくめっちゃ触るじゃん…///)

優斗(ゆうと)

あの…そんなジロジロ見ないで…///

優斗(ゆうと)

(恥ずかしい…///)

涼介(りょうすけ)

あのさ、お前が男だって言うのは別にいいけど…

涼介(りょうすけ)

そしたらお前今、男相手に顔赤くしてることになるぞ。

涼介(りょうすけ)

それでも、男って言える?

優斗(ゆうと)

…………。

優斗(ゆうと)

(もし、誰かにこのことを言われたら…)

涼介(りょうすけ)

心配するな。

涼介(りょうすけ)

誰にも言わない。

優斗(ゆうと)

…隠せないみたいだね。

優斗(ゆうと)

そうだよ、僕は…いや、私は女の子だよ。

涼介(りょうすけ)

ほぉ、じゃあその傷は、誰にやられたの?

優斗(ゆうと)

えっ?

涼介(りょうすけ)

腕、痣になってる。寮に荷物運んでるとき、そんな痣なかった。

優斗(ゆうと)

これは、言えない。

涼介(りょうすけ)

そっか…そりゃ、しょうがない

涼介(りょうすけ)

料理が苦手も嘘だろ?

優斗(ゆうと)

うん。

涼介(りょうすけ)

だよな〜

涼介(りょうすけ)

まいっか。

涼介(りょうすけ)

職員室に行こうぜ。

優斗(ゆうと)

そうだね。結局余っちゃったし。

涼介(りょうすけ)

先生も飲みたいって書いてたからな。

優斗(ゆうと)

うん。

先生

コーンスープ待ってました!

涼介(りょうすけ)

ですよね〜

先生

持って来てもらったところ悪いけど、涼介君席を外してくれる?

涼介(りょうすけ)

大丈夫ですよ。知ってるので

先生

えっ?

優斗(ゆうと)

えっと…実は先ほどバレてしまって…

先生

あっ、じゃあ優斗君が席を外して。

優斗(ゆうと)

分かりました。

ガラガラ

先生

涼介君。

涼介(りょうすけ)

はい。

先生

優斗君、いや、優美ちゃんのこと守ってあげてほしいの

涼介(りょうすけ)

あ〜なるほどだから追い出したんですね。

先生

あの子が聞いたら、きっと断られると、思ってね。

涼介(りょうすけ)

分かりました。任せてください。

先生

ありがとう。

涼介(りょうすけ)

それじゃあ、失礼しました。

ガラガラ

優斗(ゆうと)

何の話?

涼介(りょうすけ)

ただの雑談。

優斗(ゆうと)

そっか。

涼介(りょうすけ)

まぁ、これからもよろしくな。同じ生徒会メンバーとしても同じ寮生としても。

優斗(ゆうと)

うん。頼りにしてるよ、相談相手として。これからもよろしくね。

すとぷりからいじめられてしまいました…

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

300

コメント

3

ユーザー

ブクマ失礼します! 凄いこの小説好きなので続き待ってます!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚