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みなさんは香水使ってますか？
香水の瓶ってオシャレなものもありますよね
見て楽しめて匂いも楽しめる
私は使ったことないですし何より香水が少し苦手です
私の周りで使っている人達は皆多くかけてるのか濃いめの匂いがしてむせてしまいます
少し話は変わりますが人間という生き物は記憶というものが出来ますよね
この記憶って何か印象的なものだったりが多くあると思います
例えばふと街中であるものを見かけてそれを見て不意に何かを思い出すなんてことありませんか？
記憶というものはきっかけがあれば簡単に引き出されるのです
テストなどで暗記問題があったとしてその暗記方法がとても印象に残るものだったならば
テスト本番でも何かしらのきっかけでその濃ゆい記憶を引っ張り出せるのです
結局私は何が言いたかったのかと言いますと
印象が強ければ強いほどその記憶は鮮明に思い出されるということを私は伝えたかったのです
皆さんはそんな風な印象の強い思い出又はその記憶がありますか？
俺には大切な人がいた…
その人は無愛想と言われている俺を受け入れてくれた
この人との出会いはほんとに偶然であった
数年前俺は仕事で疲れ果てていた
その日も疲れきっていた時の事その帰路で俺の大切な人と出会った
その時彼女はナンパにあっていた
いつもの俺はそれを横目で見て過ぎ去るだけだがその時は運悪くちょうど俺の帰路と重なっていたのだ
つまり俺の進路妨害をしているということだった
こればかりは無視することが出来なかった
純粋に俺の進路妨害をしている奴らを俺は退かそうと思いそいつらに声をかけた
チンピラ
女性
チンピラ
紫雨
チンピラ
紫雨
紫雨
チンピラ
チンピラ
紫雨
紫雨
紫雨
チンピラ
紫雨
紫雨
チンピラ
ナンパをしていた3人組は一斉に俺を襲ったが、ものの数分でケリが着く
多少汚れたが俺はその3人組を成敗した
リーマンになる前俺は様々な格闘技を独学で学んでいた
元々俺は幼い頃いじめにあっていた
その時いじめられるほど非力な自分が嫌いでそれをきっかけに様々な格闘技を独学で学びだした
結果いじめはなくなり代わりに俺に近づくやつはいなくなった
この頃から俺は人としての心を失っていたのかもしれない
チンピラ3人組を制裁して何事も無かったように俺は帰ろうとしたが不本意で助けた女性に声をかけられた
女性
紫雨
女性
紫雨
紫雨
女性
女性
紫雨
女性
女性
正直面倒だし断っても良かったが恐らく断ったところで引く相手では無いので諦めて連絡先を教えることになった
女性
紫雨
その後周りにいた野次馬たちの中で警察に連絡した人がいたようで
チンピラ3人組は捕まり俺はその時のことを聞きたいと言われ事情聴取を受けた
あとで分かったのだが俺とチンピラ達の攻防を動画にしてるヤツらがいて
一時期俺は【リーマンの本気は怖い】なんて言われて恐れられていたようだ
後日不本意で助けた女性から連絡が来た。なんでも礼をしたいから買い物に付き合って欲しいとの事
ここで断るのは良くないと思うのでその申し出を受けることにした
どこにでも居そうな面白みのない服を着て待ち合わせ場所にと向かう
予定してた時刻より前に来たのだが、その女性は既に待ち合わせ場所に居た
紫雨
女性
女性
紫雨
女性
紫雨
女性
その後俺とその女性はモール内を歩き回り買い物を普通に楽しんでしまっていた
女性
女性
紫雨
紫雨
女性
紫雨
女性
そう言って向かったのはスーツを取り扱っている店であった
紫雨
女性
女性
紫雨
紫雨
女性
紫雨
女性
紫雨
紫雨
女性
紫雨
女性
紫雨
女性
紫雨
女性
紫雨
グイグイ来るその女性に押し負け俺は彼女と付き合うことになった
それから数年後…
推しに負けた俺は渋々付き合っていたが今では大切な人にと変わっていた
そんな大切な人は昨日不慮の事故によって他界してしまった
俺は酷く落ち込んだ…それなのに涙は出ることは無い
さらに数日後葬儀の場でも俺は涙が出ることは無かった……
周りからは女性が可哀想だの俺は人として終わってるだの好き放題言われた
だが実際そうなのかもしれない…
いじめにあっていたあの時に俺は感情を無くしてしまったのだろう
葬儀が終わりそれから1週間経った
俺の部屋はもの寂しくなっていた
彼女と同居していたからか部屋がやけに広く感じる
彼女が大切にしていた香水は俺と彼女の、ツーショット写真の近くに置いてある
彼女の遺品の中でこれだけは手元に置いておきたいと申し出て置いてもらっているのだ
何を思ったのか自分でも分からないがその香水を手に取り眺めそして手にかける
部屋中に彼女の匂いが行き渡る
俺はその匂いを嗅いでいくつもの楽しかった思い出が蘇り
枯れたと思われた涙が溢れ出てきた…
この時俺は初めて声を出して泣きじゃくりゆっくりと崩れ落ちたのだった……
コメント
3件
なんで……なんでこんな神作品が評価されないんだ……！！←
サムネの花はヘリクリサムです 花言葉は【記憶】【永遠の思い出】です 香りは人間の記憶に色濃く残るものだそうです
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