コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
水族館からの誘いをうけて、1日が経った。
学校は
文化祭の用意で大忙し。
私たち3年は
学生最後の文化祭ということで、気合いをかなり入れている。
ちなみに私たちのクラスは
演劇。
台本は自分たちで考えた。
ちなみに
ラブストーリー。
練習をしたいけど
なかなか主人公が
決まらない。
男子
そうそう、会長で…
優
女子
優
女子
優
思わぬところで
あっさり決まった主人公。
たしか…
主人公って
キスシーンがあるんじゃ…
優
女子
え!
相葉くん!?
雅紀
相葉くんは知ってるのかな?
キスシーンが
あること。
女子
みんな1人ずつ役が
決まった。
大野くんは
通行人Aの役。
セリフもない
ただ歩いて終わるだけ。
勝手に決まってしまって、大野くんは怒ってないか
後ろをゆっくり
振り向くと
いつものように
机に顔を伏せていた。
女子
優
主人公の役の衣装はすでに作り上がっていて
渡されたのが
スカートは膝上10セリフくらいで、上の服なんて胸元あけすぎ。
優
1人でぶつぶつ言ってると、後ろから
智
って寝起きみたいな声がした。
優
後ろを向くと、寝癖が可愛らしくたっていて
思わず笑みがこぼれた。
智
優
智
優
いきなり真剣な顔で言われたから、驚いた。
智
優
智
優
ど、どうしよ…
眉間にし…しわが…
怒ってる?
怒ってますよね?
教室が一気に静かになった。
智
優
みんなの視線も痛いし、大野くんの視線も…
智
優
智
雅紀
なんのためらいもなく入ってきた相葉くん
凄い…
智
雅紀
智
雅紀
大ちゃん!?
智
なんか仲良くなってる?
Masaki.side
主人公…!?
お、俺が?
雅紀
思わず立ち上がってガッツポーズしながら、喜んだ。
だって莉子ちゃんにカッコイイところ
見せられるじゃん?
俺のこと
もっともっとスキになってほしいから。
相手役はかいちょーだと知って一安心したけど。
だけど…
なんか…
大野智っていう後ろの席のヤンキーが寝てたと思ったら
俺をガッツリと
今にも襲いかかりそうな目で睨んでる。
もしかして…
いやいや。
あの女好きの大野智だよ?
かいちょーがスキなんてさ。
ないよね、うん。
だけど
もう一回見ると
かいちょーを見る大野智の顔は優しかった。
かいちょーと喋るときの顔が分かりやすく赤くなっててさ。
これってかいちょーに
恋してるよね?
まぁ…
彼女はいくらでもいるみたいだし。
かいちょーを女遊びのうちの1人にさせたくない。
って思ったのに。
大野智と絡んでみたら
なんか…
憎めないっていうか。
照れた顔が
笑う顔が…
いい奴なんじゃね?
って思った。
だけど
やっぱかいちょーは
翔くんしかいないよ。
文化祭の準備が忙しい中の日曜日。
大野くんに誘われた水族館に行く日になった。
優
待ち合わせの駅まで歩いて
ふと時計を見ると
待ち合わせ時間まであと30分以上はあった。
やっぱ早すぎたかも。
大野くんが来るまで、駅の近くの喫茶店に入ろうとしたとき。
駅の前で
金髪の頭が見えた。
優
ゆっくり近づいていくと
優
オシャレで大人っぽい服を着た大野くんがいた。
カッコイイ…///
思わず見惚れていたら
智
って言われてしまった。
優
智
うわー…。
やっぱり女の子慣れしてるなぁ。
さりげなく手を繋ぐ大野くん。
私の心臓はドキドキなのに
大野くんは
当たり前かのように前へと歩いて行く。
女の子慣れなんて
知ってるはずなのに…
なんか
ズキッてなった。
智
優
いきなり立ち止まる大野くんに見つめられた。
な、なんだろう…//
智
優
智
優
すると大野くんは
早く行こって繋いでる手を引っ張った。
ちょっと…
今のって
聞き間違えじゃないよね?
私のこと…
か、か、可愛いって//
確かに私の目を見て…
智
ふふっ
忘れるわけないじゃない。
スキな人から"可愛い"
なんて言われたら
忘れるわけないよ。
周りの人には
私たちは恋人に見えてるのかな?
見えてると…
いいな。
Satoshi.side
ヤバいヤバいヤバい。
どうすりゃいいんだ?
デートなんて
初めてだし。
日曜日の朝
オイラは早起きをして、ベッドの上に適当になん着か置いた服で
どれを着ようか考えていた。
お姉ちゃん
珍しくねぇちゃんがオイラの部屋に入ってきた。
智
お姉ちゃん
智
ねぇちゃんの顔を見ると、びっくりした顔をしていた。
そりゃそうだ
オイラは服のセンスなんて気にしないタイプだからな。
お姉ちゃん
智
お姉ちゃん
智
なんでかわかんねぇけど、ねぇちゃんは嬉しそうな顔をした。
お姉ちゃん
10分後
…、大丈夫か?コレ。
オシャレっちゃあオシャレだけど…
オイラっぽくねぇな(笑)
こんなオシャレした服
優ちゃんに
かっこよく見えっかな//
お姉ちゃん
女じゃない威力の力でオイラの背中を叩き
気合い?
みたいなのを入れてもらった
智
いつもならスゲー痛く感じるのに
優ちゃんとデートできるって考えると、痛みなんかすぐに消えた。
こんなキモチ…
初めてだ//
駅に着くと
まだまだ時間はあった。
やべぇ…
ドキドキしてきた…///
オイラ大丈夫かな…