テラーノベル
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無惨はるなが体調を崩してからというもの毎晩遊郭へ来ていた。
人目につかない時間。誰にも見られない場所。
無惨
月
差し出された血を受け取ると無惨様は静かにるなを見た。
花魁になってから話すことは自然と増えた。
月
月
無惨
月
無惨様はほんのわずかに表情を緩めた。
無惨
月
月
月
無惨
今日は――空気がどこか重かった。
無惨
月
無惨
月
胸が締め付けられる。
無惨
月
無惨
月
わかっている。頭では。
ここでるなは人間として振る舞うことを覚えた。
もう失敗しない。それでも。
月
無惨様は少しだけ目をほそめた。
月
無惨
月
るなは涙が込み上げてきた。
しばらくの沈黙。
無惨
責めるでも突き放すでもない声。
月
無惨
その夜るなは堕姫の部屋に行った。
堕姫
月
堕姫
月
堕姫はいつもの強気な顔を崩さなかった。
でも扇子を持つ手に力が入っている。
堕姫
月
女将さんには身請け先が決まったと伝えた。
女将
そう言いながら女将さんは少しだけ目を伏せる。
月
月
女将
喜んでくれている。でもその笑顔は少し寂しそうだった。
女将
部屋に戻り布団に座る。
月
そう思うと涙が込み上げてきて止まらなかった。
明日はお祝いの日。ちゃんと笑えるだろうか。
でも今夜だけはこの気持ちを静かに抱えていた。
コメント
3件
るなちゃん可哀想(*´`) 無惨許さぬ!