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天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

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25 - 第2️⃣1⃣話 お わ り

♥

18

2026年01月05日

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無惨はるなが体調を崩してからというもの毎晩遊郭へ来ていた。

人目につかない時間。誰にも見られない場所。

無惨

今日の具合はどうだ

お陰様で元気です!

差し出された血を受け取ると無惨様は静かにるなを見た。

花魁になってから話すことは自然と増えた。

今日も花魁道中があったんです

もう随分と慣れたんですよ!

無惨

そうか

堕姫ちゃんから貰った簪も
褒められちゃいました!

無惨様はほんのわずかに表情を緩めた。

無惨

…可愛がられているようだな

はい!

ちょっぴり厳しいけど…

大好きなんです!堕姫ちゃんの
こと!

無惨

そうか

今日は――空気がどこか重かった。

無惨

るな

ん?

無惨

お前をほかの鬼の所へ預ける
ことにした

…え

胸が締め付けられる。

無惨

人に紛れる術はもう十分に身についただろう

無惨

ここに留まる必要はもうない

で、でも…!

わかっている。頭では。

ここでるなは人間として振る舞うことを覚えた。

もう失敗しない。それでも。

やめたく…ないです、

無惨様は少しだけ目をほそめた。

ここまで頑張ったのに、

無惨

そんなの…やだもん、

るなは涙が込み上げてきた。

しばらくの沈黙。

無惨

感情が育ったな

責めるでも突き放すでもない声。

…じゃあ!

無惨

だが別れも必要だ

その夜るなは堕姫の部屋に行った。

堕姫

行くんだってね、

うん…

堕姫

明後日?

うん…

堕姫はいつもの強気な顔を崩さなかった。

でも扇子を持つ手に力が入っている。

堕姫

身請けってことにしときな

…うん

女将さんには身請け先が決まったと伝えた。

女将

まあ、それはめでたいね

そう言いながら女将さんは少しだけ目を伏せる。

明後日には…

出なきゃなんです

女将

そう…

喜んでくれている。でもその笑顔は少し寂しそうだった。

女将

じゃあ明日はお祝いしないと
だね

部屋に戻り布団に座る。

明日で終わりか…

そう思うと涙が込み上げてきて止まらなかった。

明日はお祝いの日。ちゃんと笑えるだろうか。

でも今夜だけはこの気持ちを静かに抱えていた。

天 使 の 鬼 の は な し ໒꒱· ゚

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