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山口忠

え、女の子に声をかけられた?

星永羽衣

そう

星永羽衣

きっとあの子“も”蛍が好きなんだよ

はぁぁぁあと、

蛍にも負けない 大きな溜息を吐く。

家からほど近い公園で、

私は部活終わりの忠と 話をしていた。

忠は昔からこうして 私の恋愛相談を聞いてくれる。

そう、昔から。

山口忠

流石ツッキー、入学3日でモテてるなんて…

星永羽衣

これじゃすぐ彼女できちゃうよー!どうしよう!!

山口忠

そんなことはないと思うけど…

星永羽衣

根拠は!

山口忠

え!?え、えっと…

山口忠

興味なさそうだから?

星永羽衣

それじゃ私にも希望がないってことじゃん

山口忠

うーん…

困ったように唸る忠。

たしかに蛍は恋愛や女の子には 微塵も興味なさそうだ。

ましてや私なんて…。

星永羽衣

幼馴染ってさ、どの女の子よりも近い存在でいられるけど、

星永羽衣

それ以上にもそれ以下にもなれないんだよねぇ

昔は他人に冷たい蛍と

唯一普通に接する 女の子として

幼馴染という関係に 不満はなかった。

隣にいられれば それで良かったから。

けど今は違う。

私は“それ以上”を 求めてしまっている。

星永羽衣

幼馴染との恋愛なんてフィクションの中だけで、

星永羽衣

本当の幼馴染っていうのは今更異性としてなんて見ないんだよね…

自分で言ってて悲しくなる。

忠は心底悲しそうに 眉を下げた。

山口忠

諦めちゃダメだよ

山口忠

まだフラれたわけでもないんだし

星永羽衣

そこがまた難しいんですよ!

星永羽衣

一回告ってフラれちゃえば、蛍が今まで通り接してくれるか…

山口忠

フラれる前提なの?

星永羽衣

リスクが高いってこと

星永羽衣

いっその事ずっと幼馴染として隣にいた方が…って思っちゃうの

分かってる。

そんなのただの 言い訳に過ぎなくて、

私が意気地無しなだけだって。

山口忠

もう遅いし今日はそろそろ帰ろう

山口忠

家まで送るよ

俯く私に忠はそう 優しく声をかけてくれた。

月島蛍

……

それを蛍が遠くで見ていたなんて、 知らずに。

メ ガ ネ く ん 、 意 外 と 照 れ 屋 で す

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コメント

14

ユーザー

てまりんの投稿速度にはびっくりすぎた😇😇 つっきーラブ愛してるなんだこれほんとに初ですかね❓❓ しかもストックってことは結構前のやつ…才能ある人ってやっぱ違いますわ。🤩 どうしようこれでつっきー言い出せなくて山口と羽衣ちゃんが付き合ってるって勘違いしてぁああああぁぁああ…やばいどうしよう楽しみ待ってるね😘

ユーザー

羽衣ちゃんの心情がリアルすぎて最高です、!!ツッキーが遠くから見てたのが良いですね、最高です🥹💞これまた続きが気になりますね〜!!

ユーザー

え嫉妬⁉️⁉️つっきー嫉妬⁉️⁉️⬅️⬅️⬅️ 先走りすぎました‪‪🙄‬♡ これは次から面白くなりそうですね꒰ᐢ⸝⸝⸝⸝ᐢ꒱♡

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