3/11　東日本大震災　(都道府県擬人化)

(アイコンが自画イラストです)

宮城の家

ﾋﾟﾋﾟｯ

3月11日、俺は熱で休んでいた。

ｺﾝｺﾝ…

嘘ついた。

休みたいからだ。

特に何もない一日だと思っていた。

みんなそうだ。

東北学校

ﾀｯﾀｯﾀ

ｼｭﾊﾟﾝｯ(ゴール決めた)

ずっとこの幸せが続くと思っていた。

ｸﾞｯ…(背伸び)

ｺﾞｺﾞｺﾞ…

""ｶﾞﾀｯ…ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…""

僕はすぐにベットの下に隠れた。

"""ｶﾞｻｯ、ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ、ｶﾞｻｯ、ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ"""

ｸﾞﾗｯ…(ロッカー)

そして…不安な気持ちは、

みんな同じ。

""ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ…""

「ｷｬｧー？！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ…「怖いよぉ…！！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ…

周りの騒ぎに僕はつられて、冷静になんてできなかった。

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ…

皆は慌てて、指示された低地に向かった。

その時僕は、絶賛反抗期だった。

周りから見たらただの変なガキ。

でも…

僕の行動は、正しかったのかもしれない。

"""ｶﾞｼｬｧﾝｯ"""

ｶﾞﾀｶﾞﾀ、………

僕は恐る恐る窓を開けた。

目の前にはたくさんの崩れた家、

周りからはサイレンの音、

見るだけで背筋がゾゾッとした。

ｺﾞｺﾞｺﾞ…

ｻﾞﾊﾞｧ…

それを見た瞬間、息が止まった。

そう、ここからが地獄の始まり…

家を超えて来るかのような津波が押し寄せてきた。

そしてその津波は黒く、破片や砂が混じっている。

それに僕らは、覆いかぶされた。

〜続く〜