TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

歴史教師

それでは、授業を始めます

歴史教師

今日は中世ヨーロッパ……

ヴーッヴーッ

風来志音

おい、何が起こった?!

歴史教師

皆さん、静かにしてください!
これは緊急の放送です!
放送終了まで一言も話してはいけません!

教頭先生

皆さん、北昇降口に大きなお荷物が届きました。
邪魔にならないよう、生徒の皆さんは速やかに移動してください。

愛原純恋

なんでこれが緊急放送なんだろう?

三護翔太

僕、昨日隠語的なの調べてたら、
学校で大きなお荷物って不審者のことらしいよ

愛原純恋

えっ嘘?!
被害出ないといいけど……

歴史教師

体育館に移動します!
整列はしなくていいですが、くれぐれも足音や話し声を立てないように!
もし立ててしまったら、全員の命に関わります!

星野聖愛

慎重に、慎重に

舞原宝乃花

不審者って本当にどんな人が入ってきたんだろう?

紫野咲夜

俺にもそれはわからないけど、とんでもなく嫌な予感がするな……

生徒

キャー!

風来志音

おい、あれってまさか……

不審者

やあやあ、皆さんこんにちは!

不審者

学校生活、楽しめていますか?

不審者

今日は、皆さんに試してみたいものがあってここに来ました

不審者

決して危ないものではありませんのでご安心を!

すると不審者は、生まれてこの方見たことのない機械をこちらに向け、 光で照らしてきた。

桃ノ木瑠衣

おい雷華、目を閉じないとっ……!

来海雷華

……

生徒たちの悲鳴が飛び交う中、光は一瞬にして消えた。

不審者

今から皆さんは、ある簡単なゲームに参加してもらいます!

不審者

この世界で、最後の一人になれたら勝ち!

不審者

国連で急遽取り決められた条約により、報道は禁じられていたのですが、

不審者

今日本以外の国はすでに消滅しています

不審者

そして、ここの県以外もかなり危うい状況になっています。
生き残りたいならせめてこの高校の学区内で暮らすことが理想ですね!

天宮氷沙音

な、なんて酷いことを……

風来志音

信じられないな

不審者

皆さんには、一つずつ能力を与えています。
今から能力を試してみましょう!

不審者

さあ、どんな能力が……ってあれ?

来海雷華

なるほど、私の能力は

氏名 来海雷華 Raika Kurumi 学級 3年B組 能力 電気機器全般への干渉

桃ノ木瑠衣

何か木が生えてきたんだが

氏名 桃ノ木瑠衣 Rui Momonoki 学級 3年B組 能力 樹木を自由自在に操る

天宮氷沙音

わあっ?! 足踏みしたら凍っちゃった……

氏名 天宮氷沙音 Hisane Amamiya 学級 3年A組 能力 氷を自由自在に操る

三護翔太

すごい、どんなものでも防げちゃうんだ!

氏名 三護翔太 Shota Mimori 学級 3年A組 能力 無敵なバリアを一定時間張る

愛原純恋

みんなこっちに寄ってくるんだけど?! 私のこと好きってどういうことなの〜!

氏名 愛原純恋 Sumire Aihara 学級 3年C組 能力 人の恋愛感情を自分に向ける

風来志音

っと風が! 危なかったな

氏名 風来志音 Shion Furai 学級 3年C組 能力 風邪を自由自在に操る

星野聖愛

外で、流れ星が……

氏名 星野聖愛 Seah Hoshino 学級 3年D組 能力 流星など光を操れる

紫野咲夜

翼が生えてきました

氏名 紫野咲夜 Sakuya Shino 学級 3年D組 能力 飛行

舞原宝乃花

綺麗な宝石……

氏名 舞原宝乃花 Honoka Maihara 学級 3年E組 能力 宝石を出す

日野悠

っと、燃えるじゃねーか

氏名 日野悠 Yu Hino 学級 3年E組 能力 火炎を自由に操れる

不審者

それでは、

不審者

楽しいゲームの始まりです……

天宮氷沙音

どうしよう!
とりあえず味方になってくれる人を探さなきゃ……

愛原純恋

ひーさーねーちゃん! 一緒に組も

星野聖愛

私も

来海雷華

私も

桃ノ木瑠衣

それなら俺たちも一緒だな

三護翔太

うん、もちろんだよ

風来志音

ここには強い能力を持つ人たちがいる

紫野咲夜

まず、どのように能力を使えるか話し合いましょうか

来海雷華

ここなら安全そうですしね

来海雷華

まず、私の能力は、放送ジャックなどに使いましょう

来海雷華

敵がその味方と通信を図ろうとしている時、阻害することもできますね

来海雷華

続いて瑠衣さん

来海雷華

樹木を操るというのは非常に便利な能力ですが、
金属系の能力を持つ人に出会ってしまった場合簡単に切り倒されてしまいます

来海雷華

倒木によってこちら側が不利になることも考えられますので、
積極的に前には出ていただきたいですが無理はしないようにしてください

桃ノ木瑠衣

了解した

来海雷華

次は氷沙音さん

来海雷華

氷は盾になりますし、相手を動けなくすることもできます

来海雷華

なので瑠衣さんと同様、前に立っていただけると

天宮氷沙音

……もちろん

来海雷華

翔太さん

来海雷華

翔太さんのバリアは強力ですので、最前列に配置したいと考えます

来海雷華

ですが、バリアを展開できる時間は限られているので、

来海雷華

持続時間内に攻撃可能な能力を持つ人は準備をしてください

三護翔太

わかったよ

来海雷華

続いて純恋さんですね

来海雷華

純恋さんは、翔太さんと先頭に立って欲しいです

来海雷華

この状況において、恋愛感情を抱かせると言うことは相手を従えることに等しいです
そのため、万が一の場合は純恋さんの能力を使っていただきたいです

愛原純恋

りょーかい!

来海雷華

次は志音さん

来海雷華

油断させておいて、相手を倒す作戦が効率的だと考えますので、

来海雷華

中央以降に並んでください

風来志音

もちろんだ

来海雷華

続いて聖愛さん

来海雷華

志音さんと同じあたりに並んでいただけると

来海雷華

後ろから突然光を放てば、敵の目をくらまして逃げることができます

星野聖愛

わかった!

来海雷華

そして咲夜さん

来海雷華

回避に役立つ能力ですが攻撃に使えるスキルはないので、最後尾での監視役をお願いします

紫野咲夜

わかりました

来海雷華

宝乃花さん

来海雷華

宝石は強力なバリアや武器になるので、先頭付近に立っていてください

舞原宝乃花

おっけ!

日野悠

で、俺は?

来海雷華

悠さんは先頭付近ですね

生徒

おい、あいつら強そうだから潰そうぜ

日野悠

容赦はしねーぞおらっ!!!

生徒

残念、俺は水の能力者でした……

舞原宝乃花

じゃあダイヤモンドの剣だね!

生徒

フン、そんなもの

生徒

おいお前覚えてないのか、ダイヤモンドって硬いんだぞ

生徒

逃げようぜ

来海雷華

このような感じで戦闘を行います

来海雷華

わかりましたか?

桃ノ木瑠衣

ああ、もちろん

風来志音

いや、瑠衣はまだ敵に能力使ってないだろ

来海雷華

確かにそうですね

来海雷華

では、私は一つ提案をしてもよろしいですか?

愛原純恋

提案? 何のことかな?

来海雷華

この廃教室をいざという時の集合場所にするのです

来海雷華

私たちが「いつもの」といえば、ここに集合しましょう

天宮氷沙音

おっけー!

紫野咲夜

でも襲撃されないんですか?

日野悠

確かにそれは気になるな

来海雷華

氷や樹木で封じておけば、知らない間に壊されていると言うことは無くなります

来海雷華

破壊されようとすれば、音で気づくでしょう

天宮氷沙音

じゃあ私と

桃ノ木瑠衣

俺が障壁を張ればいいんだな?

来海雷華

もちろん

三護翔太

僕のバリアじゃなくていいの?

来海雷華

それだと時間に限界があります、危険を感じ取ったら使ってもらいます

舞原宝乃花

私考えたんだけど、部屋に宝石の剣を置いておいて、簡単に入れないように
すればいいんじゃないかな?

来海雷華

それはいいですね、では実行してもらえますか?

桃ノ木瑠衣、天宮氷沙音、舞原宝乃花の3人は、部屋を強化した。 入り口は硬いリグナムバイタの木と氷。 破壊してドアを開けると、直ぐに鋭利なダイヤモンドの剣が ある仕様になっている。

生徒

えいっ! 邪魔よ!

生徒

うわああっ?!

星野聖愛

声が聞こえてきますね……

風来志音

このままじゃ俺たちも見つかってしまうかもしれない

すると志音は、遠い場所に突風を起こした。

生徒

何なのあれ?

生徒

あの先に人がいるってことかしら?

生徒

まあ、倒しちゃえばいいわよね!

愛原純恋

志音、ありがと!

風来志音

どういたしまして、だ

来海雷華

さあ、早く教室に避難を

天宮氷沙音

カーテンとか、閉めたほうがいいんじゃない?

日野悠

ああ、そうだな

来海雷華

満月が顔を出しています、もうすぐ日没が訪れるでしょう

来海雷華

今後、学校はどのようになるのでしょうか?

星野聖愛

すでに死者がでているとも聞きますね

紫野咲夜

これ以上の被害がないといいのですが

舞原宝乃花

いったい、あの不審者は誰だったんだろう?

風来志音

フードを深く被っていたし、特別身長が高かったり低かったりするわけでもないし

三護翔太

性別すらわからないね

桃ノ木瑠衣

でも、相当やべーやつなんじゃね?

桃ノ木瑠衣

俺たちにこうして能力を与えるとか、本当に現代の人間か?

天宮氷沙音

未来の技術を駆使しているのか、古代の呪術を使っているのかどちらかかもね

来海雷華

今はそう考えるのが妥当ですね。明日に備えて早めに寝ましょう

桃ノ木瑠衣

わかった

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚