あの日から、私は彼に会いに行っていない
嫌いってわけじゃない
なんならまだ……
叶慧
何か、信じられない
自分という存在が、あれから憎くなってきている
それが確かだった
一月末
叶慧
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
叶慧
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
叶慧
美香
美香
美香
叶慧
叶慧
美香
叶慧
叶慧
美香
叶慧
美香
叶慧
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
美香
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
叶慧
叶慧
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
美香
叶慧
美香
美香
叶慧
叶慧
美香
叶慧
叶慧
叶慧
美香
美香
叶慧
美香
叶慧
凛ちゃんは、怒ってない
私があの場を去った時の反応からはそう取れる
だけど、私にはもう会いに行く勇気がない
あの一言をずっと気にして
勝手に傷ついて蹲ってる
透慧に囚われている私じゃ
叶慧とは、あの先輩女
コイツの名前を、俺はまだ口にしたことがない
糸師凛
あの冬休み明けの日から、アイツのことは見てねえ
あれでも少なくとも三年だ
この時期勉強すんのは普通
糸師凛
糸師凛
なんでなのか、
あの声が耳に届かないと不愉快だった
糸師凛
糸師凛
アイツは何も知らねえ
抱きつかれた方が何を思ってんのか
“弟みたい”だの “守ってあげたい”だの
そっくりそのまま返せることを ツラツラ並べて
あの後俺が何を言おうとしたのかすら知らないで
糸師凛
糸師凛
糸師凛
脳裏にチラつくあの笑顔が、うっとおしかった
糸師凛
叶慧
中村
叶慧
叶慧
中村
中村
叶慧
叶慧
叶慧
中村
叶慧
糸師凛
糸師凛
ここ一年近く、しつこいほど来てたのに
俺の気も知らないで
……いや、
糸師凛
なんで俺はあんなに鈍感で
面倒くさくて、よく笑うあんな奴を
特別だと思うようになったんだ?
コメント
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ただいま!家に帰ってきました!多分、お互い思っていることがあるんやないかな?
フォロー失礼します! 一気見しました 凛ちゃんが気づいたのか! 続き待ってます!