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大英帝国の政治のスタイルはガラリと 変わり、植民地の特色を奪うやり方から、 炭鉱や航海に目を向け始めた。
つまり……… 植民地たちは見向きもされなくなったということだ。
もう一つ変わったことと言ったら、 大英が帽子にベールをつけてみたということだ。
(こんなの↓↓)
数少ない話せる機会に、 オーストラリアは思い切って聞いてみた。
オーストラリア
大英帝国
大英は少し間を置き、 ため息と共に言い出した。
大英帝国
以前と同様、領主の側近の 植民地四人は仕事を午前中に終え、雑談をしていた。
オーストラリア
フィジー
ツバル
ニュージーランド
フィジー
四人は大英を恐れたためか、 裏切ろうとは考えなかった。
しかし、当時の大英帝国の領地は膨大。 誰かひとりはそう考える者が出てくる。
内乱は起こった。
しかし死傷者が出なかったのだ。 何故なら、 ………大英帝国が自然に崩壊したから。 内乱が起こるとき、四人はさすがに領主の味方に つこうとは思わなかったし、 大英がそう命じることもなかった。 大英は一人で出陣することにし、 まさに今、表に出ようというとき、フィジーが呼びかけるように言った。
フィジー
フィジー
フィジー
すると彼はこちらを振り向き、 今まで見せたことのない優しい笑みを浮かべた。
フィジー
ニュージーランド
こうして、世界最大と言われたイギリスの 領地は次々に独立していった。
大英帝国はそんな中で帝国を維持できるはずもなく、 …ただ静かに、崩壊していったのである。
イギリスはその様子を無表情で立ち尽くして見ていた。
しばらくすると仰向けになった彼に近寄り、 あたかも愚痴を吐くように話しかけながら、 淡々と、軍服を脱がせていった。
イギリス
イギリス
そして最後に帽子をとり、
ブチッッ!!!!
と縫い付けられていた薄いベールを ちぎりとり、
イギリス
と吐き捨ててその場を去った。