TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

さつき

な、なんで美里の話なんか・・・・

明らかに動揺するさつき。

武志

いや、この前同じパンフを持ってるの見たことあるし・・・・

さつき

さぁ、どうかな。最近会ってないし・・・。私たちすぐ喧嘩になるし・・・・。
あの子は、迷ってたみたいだし

武志

迷ってた?

さつき

・・「わたしは、ピアノの先生・・・もしくは、音楽の先生になるかも

って言ってたから・・・」

武志

へぇー・・そうなんだ。

ピアノの先生・・・・・

美里さんはピアノの先生を・・・・

なんか・・・思い出しそうな・・・・

さつき

そんなことより・・・・

武志

美里さん、最近来なくなったから、ちゃんと話をしたいなって・・・。あの日以来会ってないから

あの日?あの日って、あいつとわたしがキスした日?

あなたが美里の部屋から出てこなかった日?

忘れようとしてるのに!!

さつき

・・・・!

どういうこと?

武志

僕のアルバムの中には彼女も写ってるから思い出すには必要な人物なのかなって・・。あっ、でも彼氏がいるか・・・・アイドルの彼氏・・・・名前なんだっけ?嵐?(合ってます)司会が上手な・・・・(合ってます)
え~っと(頑張って思い出してください!名字だけでも構いませんから!!

そ、そこまで詳しく覚えていただいてるなんて・・・・。

さつき

櫻井翔でしょ?

武志

あっ!!そうそう!櫻井さん

さつき

・・・・・

武志

美里さんに会ったらダメかな?

さつき

ダメよ!彼女だけは、絶対ダメよ!

武志

えっ?なんで?

お見舞いに来てくれていたのに?お礼も言えてない・・・・

さつき

あなたと美里を二人きりにしたくないの

武志

さつきさん?

なぜだか泣き出してしまったさつきにどうしていいかわからない武志さんだった。

そして俺はというと・・・あの二人とは対照的に、

美里

🎼🎵🎵ポロン🎵こうよ

櫻井翔

そっか!なるほどなるほど。ありがとう、勉強になります

美里

ふふっ、やっぱりテレビで見るそのまんまの人だね

櫻井翔

えっ?そう?

美里

礼儀正しい・・・

櫻井翔

それはそれはお褒めの言葉をありがとうございます

美里

・・いまのはお世辞じゃないよ?

櫻井翔

・・ははっ、ありがとう

美里ちゃんと、今までにない楽しい時間を過ごしていたりしたんだ。

これ、本当。

櫻井翔

そうだ。美里ちゃんは、コンクール受けないの?

俺はあるパンフレットを見せながら・・・

美里

えっ?それ・・・

櫻井翔

この前、パンフレット置いていったでしょ。さつきも確か同じの持ってた気がするけど・・・・

美里

・・・うん。私はねまよっていたけど受けないことにしたから

櫻井翔

えっ?受けないの?だって、ピアニストを、目指しているんでしょ?

美里

・・・私はね、ピアノの先生やってる方が好きかも・・・そう思い始めたの・・・

櫻井翔

えー?もったいないなぁー
声もいいし・・・あっ、それは関係ないか(笑)ピアノの才能あるし・・・・全然大丈夫だと思うけど・・・・

美里

ねぇ、それって褒めてくれてる?

櫻井翔

もちろんだよ。そんなんで嘘言ってどうすんの。悪いけど御世辞じゃないよ?

美里

・・・・ある人に言われたことあるから・・・・・

櫻井翔

ある人・・・・・

美里

君は、先生の方が似合うよ・・って。その事を思い出したから・・・・

ほら、またその顔をする・・・・

櫻井翔

へぇ、そうなんだ。

それいってくれた人ってもしかして・・・・・

美里

だからわたし、ちゃんとした先生を目指すつもりでいるの

櫻井翔

そっか。ちゃんと目標あるんだね。えらいえらい!

美里

・・あはは。なにそれ、子供に言う台詞みたい・・

櫻井翔

・・じゃあ、目標に向かって頑張れ🚩😃🚩

美里

・・ふふっ、ありがとう

そう言って俺たちは笑い合っていた。

そしてその頃・・・・

さつき

それじゃあ、わたしよるところあるから

武志

それじゃあ、僕もついていくよ。楽譜を取りに行くんだよね?

さつき

大丈夫だよ。一人で行けるから

けれど、結局二人で行くことになり・・・・・

🎶🎼🎵🎶🎵🎵🎵🎶

ピアノの音と、笑い声が聞こえる。

美里

・・・(笑)

櫻井翔

・・・・・(笑)

さつき

えっ?美里とあいつ?

二人は見つめ合い、笑っている。

まるで、恋人同士・・・。

そう!ふたりは恋人同士になったんだ。

さつき

・・・なんで

思わず漏らした声・・・

武志

なんか、楽しそうだね、あの二人

櫻井翔

ここは・・・・

ポロン🎵と、奏でると

美里

さすがです

それに答える美里・・・・

ガチャリ

ドアが開く音がした。

二人で振り向くと・・・・

櫻井翔

えっ?

美里

・・・あっ・・・

武志

こんばんは。お邪魔します

さつき

・・・・・・

現れたのは、さつきと武志君。

櫻井翔

ど、どうもこんばんは。

なんでこんなときに二人揃ってくるかな。

武志

彼女が・・・
さつきさんが、コンクールの楽譜を取りに行くって言うから、ついてきたんだ。君たちは?なんだか楽しそうだったけど・・・お邪魔だった?

はい、おじゃまです。

というのは、言えないから・・・

櫻井翔

知ってるかもですが、今度、ピアニストの役をやるので、通ってるピアノ教室の子供たちと演奏会を開く約束をしまして・・・・

美里

そうなの。その教室、わたしも通ってて・・・。
嵐の櫻井翔君だからみんな気に入っちゃって。翔くんすごいよ!ピアノだけじゃなくて、作曲の才能あるんだから

櫻井翔

美里ちゃん、それは褒めすぎ

武志

美里さん・・君はコンクールを受けないかもと聞いたけど・・・・

美里

私は、ピアニストというより、先生を目指すことにしたんです。
さっき、決めました

なぜそこで敬語?

やっぱりさっきの・・・

さつき

えっ?受けないの?さっき、決めた?

美里

・・・そうよ!悪い?

さつき

わ、悪くはないけど・・・・

美里

ライバルが減ってよかったわね

さつき

・・・・・・・

また、喧嘩しそうな雰囲気になったから、俺は

櫻井翔

そうそう、その演奏会、実は嵐のメンバーも手伝ってくれることになったから、ちょっとしたクリスマスコンサートになるかと思うんだ。楽しみにしててほしい

武志

さすがテレビの人ですね。なんか楽しそう。しかも、トップアイドルの人と楽しめるなんて、子供たち大興奮ですね。

櫻井翔

はい、みなさんを楽しませて見せますよ

美里

・・ちょっと、翔くん何言ってるの・・・

なぜか困った顔をする美里ちゃん。

櫻井翔

いいじゃん、楽しいことはみんなに知らせなきゃ。せっかくのクリスマスイブなんだし。Wデートするみたいでさ

美里

・・えっ?

なぜか赤くなる美里ちゃん。

えっ?な、なんで?

櫻井翔

・・!(なんでそこで赤くなる?言った俺も恥ずかしいじゃん)

武志

・・・・・

それをじっと見る武志くん・・・。

武志

是非行くよ。楽しみにしてる

櫻井翔

さつきも来いよな・・・・

そこで名前をいってみる・・・・

何か言われるかと思いきや・・・

さつき

気が向いたらね

武志

・・・じゃあ、また

そう言って振り向いてくれた武志君と、振り向かずに行ってしまうさつき。

櫻井翔

そういうやつだよな・・・・

と呟く俺と・・・

美里

・・・・・・

黙っている美里ちゃん。

そして、ドアを閉めたあとのふたりは・・・・

武志

あの二人って、本当に付き合っているのかな

武志君がそう呟くと、

さつき

・・・さぁ?どうかしら・・・・・

なぜだかそれから黙りこむさつきだった。

そして、

美里

ねぇ、翔くん・・・

櫻井翔

ん?

美里

・わたしと本気で付き合ってくれる?わたしね、翔くんのこともっと知りたくなった。
本気だよ?

櫻井翔

・・・・いいよ・・・・。

二人が出ていったあと、俺と美里ちゃんが交わした会話と・・・

武志

俺さ、なんかあの二人を見てると・・・・・

武志君が何かを言おうとしたのを、

さつき

武志!!

武志

えっ?

遮るようにキスをしてその先を言わせないようにしたさつき・・・。

さつき

本当はもっと前からこうしたかった・・・・。あなたの心から追い出したい人がいるの!!

思いが届かないのなら・・・このままで・・・・・

嵐 ラブストーリー1

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

6

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚