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私は、夏海の部屋の真ん中に座って
周りを蘭達に囲まれていた。
私は普段、蘭達のことを名前でしか意識しておらず
夏海が佐々木という苗字だということもあまりよく把握していなかった。
夏海の弟である少年は、私とは少し離れたところに立たされていた。
夏海
夏海
優奈
夏海
夏海
美月
夏海
楽しそうに騒ぐ女の子達の横で、私は気が気じゃなかった。
少年には今まで、私がいじめられていることをわざと隠していたのに…
まだ夏海は学校での私についてなにも言っていないが
いずれはきっと、少年の知るところとなるだろう。
蘭
夏海
優奈
美月
蘭
蘭
私はなにも言わず、じっとうつむいていた。
美月
優奈
蘭
蘭
夏海
優奈
優奈
蘭
そう言って蘭は後ろから私の背中を蹴った。
私は下を向いて耐えていた。
が、しかし
少年
蘭
優奈
優奈
ひまり
美月
美月
夏海
夏海
少年
蘭
蘭
蘭
少年
少年
夏海
夏海
少年
少年
少年
少年
少年ははっきりとした声でそう言うと
目の前にいた夏海を力いっぱい蹴った。
夏海
夏海
蘭
ひまり
優奈
少年
少年
少年
美月
美月
美月
蘭
少年
少年
少年は勢いよく美月を殴り倒した。
美月
美月
蘭
蘭
そう言って蘭は少年を殴ろうとした。
私は慌てて少年の前に出て、少年をかばう。
蘭はそのまま、私のことを殴った。
少年
少年
ひまり
蘭
蘭
蘭
私はその声を無視して少年を見た。
ひまり
少年
少年
ひまり
私は床に置いていた通学かばんを持って
少年の腕をつかんで立ち上がった。
ひまり
蘭
蘭
優奈
夏海
4人の怒鳴り声を背に
私たちは夏海の家を後にした。